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[anime] 麗辱の館 前編
(2010.01.25)プレイ内容やシナリオから漂う、ドライでクールな雰囲気は悪くない。
が、アニメのクオリティや演出などは、やはりいつものバニラアニメ
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<スタッフ>
レーベル:バニラ
原作:CLOCKUP
プロデューサー:枇杷島しゆう太/二木力
アニメーション・プロデューサー:康芳朗
脚本:小林秀朗
絵コンテ:咲坂守
アニメーション・キャラクターデザイン/作画監督:大地駿
美術監督:せいほう堂
色彩設計:黒猫
監督/演出:重田建太郎
アニメーション制作:Y.O.U.C.
制作/製作/著作:デジタルワークス
<あらすじ>
莫大な財産と地位と名誉を持ち合わせた美人五人姉妹!
孤児として育った大地駿が住み込みで働き始めたのは、地位と名誉と資産を持つ五姉妹が住む名家の館だった。
目の前にある上品で豊満な肢体と膨大な財産。駿はその全てを手に入れるべく動きはじめる。
最初のターゲットは次女の燕。燕は快楽を追求する官能小説家。そして燕は、駿に長女詩鶴を陥れる協力をする。
詩鶴はおだやかで大きな包容力を感じさせる貞淑な未亡人。しかしその豊満な肉体の本性を駿に暴かれていく…。
<感想>
美人ばかりの五人姉妹が住むある豪邸――。
執事として住み込みで働く主人公が、全ての財産を我がものにせんと、
さまざまな策略を用いて、姉妹たちを次々と篭絡していくピカレスクロマンを描いた
PCエロゲーのアニメ化作品です。
絵的・画面的なクオリティは、いつものバニラアニメ。
女性キャラクター自体はそれなりに安定して可愛く描けています。
ただ、女子高生から未亡人まで各年代の女性をまんべんなく登場させている割には、
根本的な描き分けがされていないように感じました。
それぞれのキャラの違いは、顔と身体のバランスと胸の大きさ、
あと多少化粧が濃い所ぐらいで、
見た目からは年相応の魅力があまり感じません。
画面的にも、特殊処理されたカットが少なく、
原画に色を塗って背景と組み合わせてハイ出来上がりという感じの安っぽいシーンばかり。
デジタル処理全盛の時代にこれかよ……と思わなくもない出来でした。
■ プレイ内容やシナリオから漂うドライでクールな雰囲気は悪くない
この作品、プレイ内容やシナリオ等から、
ピカレスクロマンならではのドライでクールな雰囲気にしようという
スタッフの意図が感じられました。
まずは、プレイ内容。
主人公駿は「愛情」を信じることなく、
ただひたすら野心を満たすための手段として冷酷に女姉妹を抱いていきます。
あくまでも相手を性の虜に堕とるためだけのセックスプレイは、
表面上はやさしく接しているつもりでも、
未知の性感を開発するような、恥辱的要素・S的要素の激しいものばかり。
痛がるほど胸を握ったり、漏らしてしまうほど激しくスパンキングしたり、
絶頂直後の身体が敏感な状態ですぐさま二回戦に入ったり、
亡き夫を思い出させるような言葉で責めたり、
フェラに抵抗を示すと途端に「もういい」と突き放したり、まんぐり返しでクンニしたり。
その冷淡なプレイ内容は、一時の快楽に我を忘れることなく、
ひたすら野望に突き進む男のダンディズムを感じます。
次にシナリオ。
セックス相手と「愛」について語ったり確認しあったりする場面があり、
それがいかにも口先だけ、実に空虚な会話が交わされています。
その台詞回しには70年代のハードボイルド映画を彷彿とさせるような
若干のクサさはあったものの、いかにも人生に飽きた有閑階級っぽい会話で
聞き心地がなかなかいい。
愛情の伴わないセックスプレイと、ニヒリズム漂うシナリオとの相性はぴったり。
後は、いい演出さえあればそれなりにカッコいい作品に仕上がったのですが……。
残念ながらこれは「バニラ」アニメ。
カット割りや構図、テンポなどの全体的な演出からは
そういった意図や工夫はほとんど感じられず、いつものバニラテイストでガッカリ。
物語全体に漂う「乾いた雰囲気」を、演出に生かせさえすれば
なかなか面白い作品になったかもしれないなぁ……そんなことを感じた作品でした。
■ 他に気付いた点
・男の腰に足先の絡ませるその具合や、身体の密着度から
女性がどれだけ感じているかを連想させる演出。
地味で基本的な演出だが、やはりそそられる。
・ちょっと覗けば室内丸見えな鍵穴描写って21世紀になっても生き残ってんだなぁ。
・これ又お約束ではあるが、触れた途端びっくりして手を引っ込めてしまうほどの、
肉棒の熱さってどんだけ……。
・駿のネクタイや日和の衣装の配色、センスなさすぎ……。
紺に黄緑って……。
<気に入ったカット>(クリックで拡大・コメント付き)
・長女「詩鶴」 未亡人。夫に死なれてからは身体をもてあましている
・次女「燕」 貞操観念があまりない、快楽主義者
・四女「日和」 性に対して興味津々
・末妹「亜美」 日和に対して特別な感情を抱いている
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