屑男のエロスクラップ

意外性のある新人発掘に定評のあるゲドマガから久しぶりの大型新人登場。
ついに出た鼻責めエロの決定版！

二次元ドリームマガジン(以下ゲドマガ)に、自分の嗜好に完全合致した漫画作品が掲載されていたのでここで紹介。

ちょっと前のゲドマガは全くの新人さんか、デビューしてまだ間もない作家さんによる漫画が多く、大半の作家さんはいつの間にか消えていってしまうという印象が強かったのですが、ごくたまに「こ、これは……」と息を呑むレベルの作家さんを発掘してきたりするので、結構油断できない雑誌でした。
この雑誌(出版社)から巣立って行ったお気に入り作家を挙げると、ここのき奈緒さん、チバトシロウさん、おおたたけしさん、ドリル汁さんなど。やはりエロ漫画界で独特のポジションを確立した人が多いです。
凌辱エロ漫画が全体的に下火になっている今、ゲドマガ(キルタイム)は過激な凌辱モノを描く作家さんの登竜門的雑誌だったのかもしれません。
ただ最近はベテラン作家さんやある程度質の安定した作家さんが多くなり、以前のようにどんな人が飛び出してくるかわからない破天荒さは多少薄まってしまった印象があります。

そんな中、今回偉大な先人達に続くかと思われる実力派新人さんが久しぶりに登場しました。

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＜あらすじ＞

とある学園に赴任してきた高慢女教師、ユイ。
彼女は、学園に巣食う魔物を退治するために、政府から派遣された退魔捜査官だった。
ある日、放課後の屋上で魔物の母体となった女生徒を見つけ
早速退治にかかるも、魔物触手に捕まってしまう。
乳首に針を打たれ母乳が出るよう改造され、鼻と口に触手を挿入され、
そのまま思いっきり射精され、尻を鞭でぶたれ、二穴責めを喰らい……、
拷問の様な責めを延々と受け続け、氷のようにかたくなだったユイの理性はついに崩壊。
女生徒とともに触手に搾乳にひたすらよがり、快楽に溺れ狂うのであった。



＜感想＞

まぁ、ストーリー的にはどこにでもあるような普通の触手凌辱ものなのですが、
正直、凌辱エロのストーリーにオリジナリティなんてあまり求めていないので
そこら辺はどうでもいい。
この作品において、言及すべきはなにはさておき「鼻責め」シーンです。


個人的に、鼻責めを魅力的に描くにはいくつかのポイントがあると考えています。

１．鼻孔のラインありのキャラ造詣
　　通常の状態で鼻孔が描かれたキャラクターデザインである事が大前提。
　　普段は鼻孔が描かれていないのにエロシーンになると
　　いきなり穴が出現というのはあまりよろしくない。
　　この美しい鼻孔をこんな形にしてしまうなんて！という興奮は最低限欲しい。
　　このギャップを魅力的に描くにはある程度写実的な絵柄が好ましい。
　　萌え絵に豚鼻・変顔という組み合わせは
　　最初から現実感のないものにさらに現実感のないものが加わる事になり、
　　表現としてやりたい放題出来過ぎて、エロ的には逆効果。

２．鼻フックなら装着するシーン、挿入なら入れるシーン
　　駒が変わるといきなり豚鼻になっているのは論外。
　　グイッと引っ張られる瞬間の変形を愉しみたい。

３．鼻への言及。それに対する羞恥心や屈辱感
　　「穴の奥まで丸見えだ」的な発言、鼻孔をちょっと弄ってみたり。
　　鼻孔丸出し豚鼻正面アップで相手を睨み返したり苦痛で歪ませ、
　　嫌がったり戸惑ったりといった反応が見たい。

４．鼻孔へのぶっかけ
　　ザーメンで溺れさせる。さらには鼻ちょうちんなど作らせて、
　　被虐心、羞恥心を煽るなどあればさらに興奮度アップ。

５．以上のシーンは陥落前
　　アヘ顔、精神がぶっ飛んだ状態でこれらをやられても、あまり意味なし。
　　かっこいい美しい顔で鼻だけ豚にされる屈辱感がポイント。

注）上記ポイントに納得のいかない鼻マニアの方もいらっしゃるかも知れませんが、
　　あくまで自分にとってのポイントです。ご了承ください。

これまで鼻責めエロマンガ作品はそれなりに見てきたつもりですが
(といっても数はそんなにありませんが……)、
上記のポイントを多く抑えた作品は少なく、
このポイントは表現できてるけど、あのポイントがイマイチ……といった感じで
心の底から満足した事は余りありませんでした。


さて、今回取り上げたよしみるくさんの作品は……

１．美しい鼻孔のライン
絵柄は、胃之上奇嘉郎さん以降、猫井ミィさん、ゆきみさんなどから脈々と受け継がれているタッチ。
写実的でありつつもシャープかつ少ない線で力強く纏められた切れ味の鋭い絵柄は、まさに鼻責めにうってつけ。

２．鼻フックなら装着するシーン、挿入なら入れるシーン
まず正面から鼻孔の奥までずっぽりと管を侵入させ、思いっきり引っ張り上げるその一連の流れを連続したカットで見事に見せている。突然の予想外の責めに戸惑う表情から一転、派手な豚鼻へのギャップが強烈に印象に残る。

３．鼻への言及。それに対する羞恥心や屈辱感
この作品の鼻責めで唯一、ちょっと弱いかなと感じた点。
言葉責めなどの羞恥心を煽る展開がなかったのはちょっと残念。ただ、戸惑いや嫌悪感などの心情描写はそれなりにあったので、完全に幻滅するほどではなく、さほど気にはならない。

４．鼻孔へのぶっかけ
派手に鼻腔射精。逆流して鼻孔から口から盛大にあふれ出させるというのも素晴らしい。まさにザーメンに溺れている状態。胃の容量を超えて無理やり飲まされたザーメンをえずきながらリバースするというシーンも被虐感を煽る展開で大興奮。

５．以上のシーンは陥落前
このキャラクターが豚鼻になったらこういう顔になるんだろうなぁという妄想が、過剰すぎずおしとやか過ぎず、ほどほどのリアル感を持った絵におこされている。鼻孔をひっぱられ丸出しにされただけで、それまでの培ってきた冷徹なキャラクターがあっという間に崩壊する、その台無し感に興奮。横顔の崩されっぷりも凄い。


鼻フェチにとっては他にも見所満載。

堕ちた後のレズシーンのひとコマ。口に溜めた母乳をお互い口移しで飲ませあう。鼻をツンツン突き合わせ、ちょっと潰れているところがポイント。些細な点だが、こういうちょっとした細部の積み重ねはエロ的にかなり重要。

何と言ってもあおり顔がとても美しい。上を向いた時の鼻孔のラインがとても好み。まぁこのタッチの絵柄でこの鼻孔はある意味、テンプレと言ってもいいほど基本の描き方なんですけどね。


鼻への描写だけでなく、胸のボリューム感や触手のグロテスク感、
白濁液の質感表現や、一連の責めのリズム、ちょっとした間などもかなり手馴れていて、
その完成度の高さは新人とは思えないほど。
果たして一体どんな作家さんなのかとネットで調べてみたら……

……さもありなん。アニメーターから漫画家に転身された方でした。
Webコミックでは既に活躍されていてもう既に数作、一般誌でも描いているとの事。
このデッサンの整った美しい絵柄はアニメ原画で培われたものだったんですね。

で、大変残念な事にフラッパー誌で連載を持つことが決定したそうです……。
うーん。確かにエロ業界に留まる才能ではないという気はしていましたが、
こんなに早く一般誌に旅立ってしまうとは……。
というか、もともと一般志向だったらしく、今回のエロ作品がイレギュラーだったらしいです。
一体どんな経緯でエロマンガなんて描いたんだろう。
イレギュラーにしては鼻責めなんてどマイナーなプレイを取り上げて
しかも、しっかりフェチポイントを捉えた作品に仕上げているというのが凄い……。
この作品、あずまきよひこさんがデビュー当時描いていたエロマンガ的な感じで
後々貴重なものになるのかもしれませんね
(あずまさんのエロマンガはお世辞にも質が高かったとは言えない出来だったので
ある意味それ以上の価値が出てくるかも)。

しかし、この絵柄で過激なエロというのは今まであるようであまりなかっただけに
かえすがえすも惜しい人材です……。
出来れば完全に一般誌に移る前にもうしばらくエロマンガを描いてほしいなぁ……。