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[novel] リアルドリーム文庫003 人妻女教師美砂子 (筆祭競介×終焉)
(2009.04.21)ストーリー後半、凌辱者の異常性を浮き彫りにする
倒錯プレイの畳み掛けに迫力あり 感想を読む >>
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<あらすじ>
幸せな夫婦生活を送る新妻教師を苛む脅迫。
美砂子はかつての恩師から肉体を貪られることに。
スーツに押し詰めた媚肉を暴かれ、舐られる女教師。
「これは違うの!許してっ……許してアナタっ!!」
だが、夫も知らないところで牡獣の執拗な責めが、
貞淑な妻の仮面をも剥ぎ取り、
美砂子を牝に変えていく!
<本文の感想>
22日刊行のリアルドリーム文庫新刊「狙われた未亡人 麗しき虜囚母娘」の挿絵が個人的に好きな漫画家、木静謙二さんによるものだという情報を聞きつけ、それなら読まねばと思ったものの、そういえば確かかなり前に買ってそのまま積読状態になってたリアルドリーム文庫があったなぁと思い返し、何とか発掘してようやく読んでみた作品です。
新婚間近の女教師美砂子が、高校時代の担任であり現在同僚となった男性教師灰崎の罠にかかり、身体の隅々まで開発され、扉一枚隔てた向こうに婚約者がいるにもかかわらず自ら肉棒をねだるまでに堕落させられる……という、ストーリー展開的にはまぁありがちな寝取られ官能小説。
このレーベル、2作品(もう一作品は「媚肉嬲り 人妻は淫獄に堕つ」)しか読んでいないのですが、両方とも同じような展開。何だかワンパターン化しているようで先行き不安です。
あるネタで既婚ヒロインを脅迫し、無理やり身体を抱く。
→ただ、最後の一線は超えず、ヒロインを焦らしに焦らす。
→焦らしに堪え切れずヒロイン自ら欲しいとねだって陥落。
→夫に隠れて、爛れた関係を続けて終わり。
まぁ、この手の話としては黄金パターンであり、今更ワンパターンがどうこう言う事でもないとは思いますが、始まったばかりのレーベルでここまで似通った話を続けて刊行する事もないのになぁと思ったり。
ただ、やはりこれも「媚肉嬲り」と同じなのですが、女性一人を堕すという単純なストーリーを一冊まるごとかけて描写し尽くそうとする、その徹底振りはかなりの迫力。
プレイ内容やらストーリー展開やら世界描写やらいろいろ奇抜な二次元ドリームノベルズに慣れ親しんだ自分にとっては、直球勝負のこういった作品は、普段あまり親しみがない分、新鮮な驚きと興奮を感じました。
この作品の特徴は、何と言っても教師と生徒という関係の頃から美砂子に目を付けていたという灰崎の偏執的なキャラクター描写。
体力や立派な逸物もないものの、自身の専門分野である物理的知識に裏づけされた巧みなテクニックでヒロインをねちっこく責め立てじわじわと追いつめていく描写はなかなか臨場感があります。
また、学生時代の美砂子へのストーカー行為で調べつくしてあった修学旅行での新婦との思い出の場所で美砂子の身体を弄び、美しかった思い出の場所を次々と凌辱で塗りつぶす……数年前からの美砂子への思いを達成すべく、肉体的にも精神的にも美砂子を穢していく男性教師の狂気の執念はなかなか凄まじいものを感じました。
最後に用意された、美砂子と婚約者との情事の盗撮ビデオを鑑賞しつつ、その嫉妬の思いとともに、完全陥落した美砂子に自分の肉棒を叩きつけ昇華するという倒錯的なプレイも、灰崎の異常性が上手く表現されていてます。
そんな中、一番興奮したシーンは、実質的な完全陥落シーンの寸止めアナル責め。
とにかく焦らす焦らす。肛門を舐めては絶頂寸前で焦らし、吸い付いてはまた焦らし、尻全体を揉み解しては焦らし……とにかく徹底的に美砂子を寸止め地獄に陥れ、精神を蕩かせます。あまりの官能に自らアナルを慰めようと手を伸ばすもそれも封じられ、涙を流しつつ自ら肉棒を求め尻を割り開いた所でズドン! 焦らしに焦らされただけあってそこからの美砂子の堕ちっぷりはかなりの迫力で描写されていました。
多少減点するとしたら、前半部、仕込みのエロシーンがちょっとありきたりで若干ダレ気味だった気が。ツカミが弱く、気分が乗るまで時間がかかるとか、そんな感じ。
あまりに典型的な「官能小説」であり、かつ若干の欠点は感じたものの、凌辱者の異常性を浮き彫りにする倒錯プレイ描写が秀逸で、読者の興奮をうまく煽った良作でした。
<挿絵の感想>
他のエロ小説同様、この作品も挿絵買い。
終焉さんの描く、美しく整った描線、匂い立つようなフェロモンを感じる肉感的な女体がかなり好みで思わず手に入れてしまいました。
……が、この作品に限ってはその均整取れた美しい描線が仇になっている気がしなくもありません。
文章の過激さに絵が追いついていない印象です。
絵が綺麗過ぎて、おとなし過ぎる感じ。
上の挿絵は、アナル焦らしに耐え切れず美砂子がついに完全陥落した時のものなのですが、完全アヘ顔、激しくアナルを突かれ、涙や鼻水、汗、潮、愛液などありとあらゆる体液が垂れ流れているという文章なのに、実際描かれているのは普通の後背位。
構図も真横からという平板なもので、描写の迫力があまり伝わってきません。
また、挿絵全般において肌の露出も控えめで、乳首が描かれている挿絵はこれ一枚というのはかなり残念でした。
画力は群を抜いているだけにかなり勿体無いなぁというのが、率直な感想です。
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