屑男のエロスクラップ

＜評価＞　内容：☆☆☆★★　　作画：☆☆☆☆★　　抜き：☆☆☆★★

モグダン×よし天のコラボレーションは成功。
段階を踏んで盛り上がるエロシーンは評価するも、演出がもう一歩


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＜スタッフ＞

レーベル：HotBear
企画／プロデューサー：キャプテン秋山
原作：モグダン
脚本：やまたろう
キャラクターデザイン／作画監督：よし天
作監補：ヌルぽん
美術監督：一二三
監督／演出／絵コンテ：富辰吉
協力：株式会社チャンスドライブ
アニメ制作：スタジオテンカラット
製作／発売／販売：HotBear



＜あらすじ＞

原作・モグダン＆キャラデザイン・よし天、夢のコラボでOVA化！

“HOT BEAR”最新作は、爆乳作家で有名なモグダンの原作をもとにOVA化！OVA化にあたりキャラクターデザイン・作画監督は、数々のヒット作を生んだ“よし天”氏が担当！
ジャケットイラストは原作者・モグダン氏描き下ろし！

一人、また一人犠牲者……その正体は未だ不明、狙った獲物は絶対に逃さないという。
また、不思議な事に被害者のメイドは被害届けを出していない謎の集団である。
愛衣から頼まれて嫌々メイドカフェでバイトをするはめになってしまった優月。
その優月は何者かに襲われそうになる。事実を打ち明けると、優月、愛衣、麗紗の三人で犯人を捕まえようと一致団結する。
怪しき雑居ビルの前に脚を運ぶのだが……。



＜感想＞

あるオタクの街で、メイド喫茶の巨乳メイドばかりが狙われるレイプ団が出没。
彼らに襲われた被害者はなぜか警察に届け出ないので、被害は拡大する一方。
同僚が襲われた優月、愛衣、麗紗の三人は、囮となって彼らを捕まえようと街を奔走するが、
逆に愛衣が捕らわれ、レイプ団のテクニックに陥落、自ら肉棒を欲するのだった。

美人素人探偵団もの。
レイプものではあるものの必要以上に暗くすることなく、軽いノリで描いた作品。

キャラクターデザインに巨乳綾波レイ同人作家モグダンさん。
作画監督にバイブルブラックで一世を風靡したよし天さん。
二人の実力派人気スタッフを擁しただけあって、流石の仕上がり。
作画、動画に関してはほぼ問題なく、
太腿などに浮き出る筋肉の過剰な乗り具合など、
よし天さんモグダンさん双方の若干くどい絵柄がいい感じにブレンドされ
なかなか魅力的なキャラクターに仕上げられていました。
また、メイドの衣装デザインもなかなか凝っています。
フリルや装飾品が色々付いた、派手で可愛い衣装なのですが、パーツが沢山あるので
いかにも作画動画の手間がかなりかかりそうなデザインだったのですが、
難なく綺麗に動かしていたのは見事。
メイド服のゴージャス感が上手く表現されていました。


さて、エロシーン。

構成としては、雑魚キャラレイプと天然あか抜けキャラ愛衣レイプの二シーン。
ヒロイン、優月のレイプ未遂シーンもあるにはありましたが、
未遂だったし尺も短かったのでここでは除外。
個人的にお気に入りだった、気の強い先輩麗紗のエロが次回に持ち越しだったのはちょっと残念。

展開としては、エロアニメのレイプシーンに良く見受けられる、
捕まえたら女性の身体をほぐす間もなく即座にフェラ・挿入・中出しといったものではなく、
まず服の上から身体全体を撫で回し、それから服を脱がして性感帯を刺激し……といったように、
丹念に身体を火照らせるシーンがじっくりと描かれていた点が印象的でした。
順序だてた愛撫で焦らしに焦らして気分を盛り上げようと努力していた点は高評価です。
太腿の内側を触ったり舐めたり噛んで歯型をつけたりというカットもあり、
マニアックだけどなかなかいい所突いているなぁと感心しつつ興奮。


愛衣レイプでの、挿入を自らせがませる流れも素晴らしい。
身体全体の愛撫で堪えきれなくなった愛衣が「入れてください」と思わず口にする。
「聞こえないなぁ。もっとはっきり」と切り返す。
最初は恥らいで小声だったのが、何回かのやり取りのうちついに感情を爆発させ
「ご主人様のおチンチンを愛衣のあそこに入れてください！」と大声で言ってしまうまでの
感情の高ぶりを表現した一連の流れはなかなか見応えがありました。
まぁ、良くありがちなやり取りではあるんですけど、
基本に忠実というのはどの世界でも大事だよなぁと。

また、「爆乳メイド狩り」と銘打っただけあって胸の描写にこだわりを感じました。
胸のボリュームはもちろんですが、
通常の頂点以上に胸が跳ね上がったり
(普通の胸揺れ動画に更に一枚、もっと頂点まで動いた原画を加えた感じ)
一回のピストンで大小と二回揺らしたり、
揉まれている胸の歪みをかなり過剰に描いたり
胸がまろび出る動画で乳首の残像を描いたり。
正直、リアルではないけれど、とにかく、見た目が派手でかなりエロいです。

とは言え、もう一歩進んだこだわりが欲しかったのも正直な感想。
揉む、弾む、歪ませる程度では、
他の作品よりちょっと過剰にした程度で強烈な印象は残りません。
爆乳をアピールするのなら、何かしら爆乳ならではの他の作品にはない徹底した責めを
見てみたかったかもしれません。


あと、全体的に演出がイマイチはまってなかった様な気がします。
特に挿入以降。
体位のバリエーションが多いのはいいのですが、入れ替わりが激しく
一カット映しただけで次の体位へオーバーラップの繰り返し。
気に入った体位があってもすぐに切り替わってしまうので、
あまりにせわしなく落ち着いてエロシーンを堪能できません。
一体位一カットなので当然身体全体を捉える構図が多く、単調気味。
前戯シーンでも言えることなのですが、乳首にしてもフェラにしてもヴァギナにしても
もっと極端な寄りのカットを間に挟んで、責めのポイントを強調するなど
もう少しメリハリのある演出をして欲しかったなぁと。
正直、せっかくのよし天さん作画がもったいないなぁと感じざるをえない演出でした。


他に感じたこと。
冒頭とラストにあるエロシーン以外の日常シーンが冗長ぎみ。
もう少しテンポ良くストーリーを進行させていれば、もっとエロシーンに時間を割けたのに。
あと、過去のHotBear作品の例に漏れず、声優さん下手だなぁとか……。


よし天さんをメインスタッフに入れたことで、
過去のHotBear作品と比べると作画のクオリティは格段にアップ。
ただ、作画のレベルアップに演出が追いついていないなぁという印象の作品でした。
まぁとりあえず、一歩着実に前進といったところでしょうか。



＜お気に入りカット＞（クリックで拡大・コメント付き）

・レイプされるだけに出てきた可愛そうな脇役


・天然能天気キャラ 愛衣


・バイトの先輩 麗紗