屑男のエロスクラップ

＜評価＞　内容：☆☆☆★★　　作画：☆☆☆☆★　　抜き：☆☆☆☆★

堕ちる過程の演出に難はあるものの、ビジュアルの迫力で押し切った作品


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＜スタッフ＞

レーベル：HotBear
企画／プロデューサー：キャプテン秋山
原作漫画：モグダン
脚本：やまたろう
演出：春町ケン造
キャラクターデザイン／作画監督：よし天
作監補：飯野皓
美術監督：一二三
絵コンテ／監督：富辰吉
アニメ制作：スタジオテンカラット
製作／発売／販売：HotBear



＜あらすじ＞

爆乳作家×「モグダン」キャラデザイン・作画監督×「よし天」夢のコラボ第二弾！

今作のコミックでは、爆乳作家で有名な「モグダン」先生が登場！
また、OVAのキャラクターデザイン、作画監督には、数々のヒット作を生んだ「よし天」氏がリアルに再現する！

瀬川から行方不明になっていた愛衣の居所が分かったと連絡があった。
言われた場所に入ると、愛衣がソファーでぐったりしていた。
急いで駆け寄ると、奥からドアが開く。
声が発せられ、その先にはズラリと調教道具が並べられていた。
驚きの表情を浮かべる優月。仮面を被った男、連続暴行事件の犯人…
だが当人は犯罪ではないと否定する。そして何で犯人ではないと分かるとも…

数々のメイド達がそうだったように、愛衣、優月、麗紗もまた、メイドマスターズの手中に堕ちてしまうのか…



＜感想＞

ひょんなことからメイド喫茶でバイトする事になったお嬢様、優月が
犯罪組織に捕らわれたバイト仲間、愛衣と麗紗を救出すべく孤軍奮闘するも
結局捕まって、三人とも快楽漬けにされてしまうという話。

前編同様、モグダン×よし天のコラボはバッチリはまっているという印象。
相変わらず細かいアイテムまで描きこまれた美麗なメイド服はもちろん、
グラマラスな肉体描写、ボリューム感弾力感のあるオッパイ表現等など、
作画・動画双方とも安定感を持って描かれていました。
特にこのコラボで気に入ったのは、肉感的な太腿・ふくらはぎの描写と
そこに浮き出る筋肉の凹凸ライン、美しい曲線を描く大きな尻などの下半身。
股関節に浮き出る筋や微妙なふくらはぎの陰影などは、絶妙な影指定で表現されていて
やもすればどっしり過ぎるモグダンさんの独特な画風を上手くアレンジしたなぁと感心しました。


■ 最も期待していた、バイトの先輩麗紗の凌辱シーンは、肩透かし

この巻で特に注目していたのは、バイトの先輩麗紗のエロシーン。
ヒロイン三人のうち、前回で凌辱されたのは愛衣のみでしたし、
メインヒロイン優月はともかく、サブヒロインの麗紗に関してはまず間違いなく今回の当番。
勝気で無愛想なお姉さん、麗紗の性格は自分の嗜好にドンピシャな事もあり、
どんな風に抵抗を示し、どんな風に陥落し、どんな風に犯されるんだろうと
その期待感でワクワクしていました。
で、結果は……
うーん。堕ちっぷりは見事だったものの、
そこまでの過程があまりにもあっけなさ過ぎて、完全に肩透かし。
拘束され、鞭で打たれてぐったりした所でバイブ責め、イラマチオ
追い討ちで挿入というプレイ自体は、
まず肉体に苦痛を与えて精神的に参らせてから、快楽を与えて溺れさせる
という基本的な流れに沿っていて
気の強いキャラクターの攻略方法としてはそれほど悪くはなかったものの、
鞭で打たれた途端に、
勝気だった麗紗があっという間にか弱い女性になってしまったのはいただけません。
鞭で打たれた当初は、屈辱と苦痛に顔をゆがめ、
それでも気丈さは失わず、目に涙を溜めつつも相手をキッと睨みつける……みたいなカットを
きちんと挿入して欲しかった。
また、挿入以降、完全に堕ちた麗紗はすぐさま隠語を言い捲くるようになってしまうのですが、
キャラクター的にそれはちょっと違うんじゃないのかなと。
多少苦痛に顔を歪ませるも、膣奥に肉棒を叩きつけられると一瞬浮かぶ快感の表情。
ひたすらピストンを受け続けていくうちに次第に熱い吐息に変わっていく……みたいな感じで
描いてほしかったなぁ。
なんというか、気丈な女性というキャラクター設定を全く生かしていない、
犯される対象が誰であっても変わらないような凌辱シーンで
期待感が高かった割には(って勝手に期待していただけですが……)、拍子抜けな出来でした。
気の強い性格の印である逆ハの字眉を持ったキャラクターは、
その眉を安易にハの字にしてはいけないのです。


■ 堕ちっぷりは見事

お気に入りだった麗紗の堕ちる過程に関しては、あまり好みではなかったものの、
ヒロイン三人の堕ちた後の壊れっぷりというか、アヘっぷりの描写は見応えありました。
半目・寄り目・舌だしの表情、屈辱的な体位、ザーメンの浴びっぷりなどが素晴らしく、
また、アングルやポーズの取り方が絶妙。
女体の美しさ、ダイナミックさにもかなり興奮しました。


惜しむらくは、クライマックスでの優月凌辱は、
絶頂させた後も駄目押しでもう一回戦欲しかったかも。
クライマックスシーンでは凌辱対象が三人全員だったため、
それぞれのエロが交互に描かれていました。
なので、メインヒロイン優月の凌辱にいまいち集中できず、ちょっと消化不良気味。
完全陥落した優月を、最後に駄目押しでもう一回、野郎全員で犯し捲くって、
徹底的にズタボロになる優月の姿を、じっくり味わいたかったなぁと。



堕ちる過程の演出に難はあったものの、
ビジュアルの迫力で押し切った。そんな作品でした。


■ ほかに気づいた点

・挿入にタメがなかったのがちょっと気になった。
　局部に男根を擦り付けて焦らすとか、挿入直前に一テンポ間を取るとか欲しかったかも。　
・床に押し付けられた胸を下から捉えたカットにもうクラクラ。
　乳首の潰れっぷり、オッパイの歪みっぷり、その動きなど、もうたまりません。




＜気に入ったカット＞（クリックで拡大・コメント付き）

・メインヒロインのお嬢様キャラ、優月


・勝気で無愛想なバイトの先輩、麗紗


・天然入ったオタクキャラ、愛衣


・麗紗×愛衣