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[novel] 二次元ドリームノベルズ270 ブラッディバトラー ミナとルシエと淫靡な牙 (斐芝嘉和×ヤツシマテツヤ)
(2008.06.15)欠損ヒロインという珍しい設定をもってきた割には全く生かしきれず…… 感想を読む >>
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<あらすじ>
怜悧な女執事に襲いかかる淫らな牙!
陵辱の姦声が教会にこだまする!!
由緒正しき「狩人」の血統、ドラクル家、その女主人ルシエ・ヴァン・ドラクルに執事として仕える黒髪の美女、ミナ・シュレンベルク。彼女は吸血鬼たちの影を追って戦い続けるが、ある日一つの依頼がもたらされる。黒い噂が囁かれる教会へと潜入して内偵を行うミナ。しかし奮闘も虚しく、主ともども吸血鬼たちの手に囚われてしまう。そして始まる陵辱の宴。ミナは身体中に男根を擦りつけられたうえ白濁液を浴び、尻をムチで打たれて失禁させられるという、この上ない恥辱に見舞われる。さらには陰核を男根さながらに肥大化させられ、ルシエとともに男たちの輪姦に晒されるミナ。おびただしいむくつけき肉根。とめどなく降り注がれる精汁。吸血鬼の振るう淫靡な牙に、牝どもの姦声がわななく……。
<本文の感想>
吸血鬼 vs 彼らを狩りつつ旅を続ける貴族少女+女執事。
スタンダードな二次元退魔モノではありますが、
ところどころ設定や造詣に凝っています。
例えば、吸血鬼に噛まれた部位によって支配される割合が異なり、
首に近ければ近いほど肉体も精神もより完全に支配されるといった設定は
なかなか面白いと感じました。
主人公の女執事は噛まれた部位が乳首や局部であった為、
精神的には半分ほどの支配だったものの肉体は完全に支配され
意のままに動かない自分の身体に困惑する、といった感じです。
半分支配された悔しさで奥歯をかみ締めると
生えてきた牙で歯茎を傷つけ、その血を飲んでさらに吸血鬼化が進み、
感覚が鋭敏になり官能が増してしまうなど、なかなか細かくて面白い。
また、大男の神父の胸を開けるとそこに敵の本体である小さな老人がいて
神父は人間を欺く為の擬態であったという設定や造詣も
かなりグロテスクでありつつ映像的に映えそうで興味深く読みました。
ただ、この作品で最も特徴的だった、
「主人公たちが五体満足ではなく、それぞれに欠損箇所がある」という設定は
全く生かせていなかったように思います。
身障者が主人公クラスでしかも凌辱対象として登場するライトエロ小説は非常に珍しく、
どう料理してくれるのかと期待を込めて読んだのですが……。
主人公が仕える貴族少女は両足が義足であり自力では歩けないという設定で、
しかもその少女が敵に術中に落ち、大人数人がかりで凌辱の限りを尽くされるという
これ以上なく期待の持てる展開だったのですが、
そのシーンの描写はほんの数ページであっさり流され終了してしまいました。
この展開で、文字通り何の抵抗も出来ない少女が手も足も出ず一方的に犯される絶望感や恐怖感、
それをただ見つめるしかない女執事の無力感、悲壮感をじっくり書かずに一体何を書くのか、
何のためにここまでお膳立てしたのか、正直理解に苦しみます。
こういった方面でなくても、今までになかったようなエロ描写が出来そうな
魅力的な設定だっただけに(例えば切断面を嘗め回し、
無くしていた感覚を呼び覚まされ悶えるとか)
非常に勿体無いというか、詰めが甘いというか……。
編集部あたりでそこら辺を深く突き詰めるのにストップがかかったとか、
そういった事情でもあったのでしょうか
(だったらこんなアブナイ設定で書かせるなよなぁ)。
で、結局メインにもってきたエロは
肉体を支配され男根を生やされた女執事と少女主人とのふたなりレズ凌辱。
あれだけ特異な設定を持ってきているにも関わらず、普通の二次元に落ち着きました。
自分としては、味方同士のエロはよっぽどの事がない限りそれほど興奮しないので
(この手のは多分「仲間を犯してはいけない」「敵の意に嵌ってはいけない」という理性と
「ひたすら犯して快感を得たい」という感情との狭間で葛藤する姿を描写する事で
読者の劣情を煽ろうとしているのだと思うけど、この作品に関しては自分には
あまり伝わってこなかったし)この時点でアウト。トホホ。
そういえばこの作品、執事が主人公という性質上、燕尾服着衣エロに徹していた感じで、
破かれはしたものの、結局最後まで全裸にはならなかったです。
そこら辺がこの作品の拘りだったのでしょうが、そんなの他の作品でもいっぱいあるしなぁ。
そんな中、個人的に一番気に入ったエロシーンは
ギャグボールを咥えさせての燕尾服着衣のままのSM放尿プレイ。
「燕尾服」という凛々しい姿と、
「ギャグボール」「放尿」「涎」「フガ口調」という間抜けなアイテムとの取り合わせが
個人的にツボでした。
まぁもう一押し、鼻フックぐらい過激なものも欲しかった気がしますが。
<挿絵の感想>
身体のバランスにちょっと厳しいものがありました。
胸はそんなに下には来ないだろうとか、
局部の位置も変とか、
頭に比べて手がでかすぎだろう(2枚目)とか。
また男根デザインがちょっと微妙。
男根というよりは触手といった方がいい程長く、
堅いというイメージがあまり沸かないデザインでした。
後、本文と挿絵で描写が一致しないことにも当惑しました。
特に胸に関して、本文でははだけていたり丸出しになっていたりするのに
挿絵ではネクタイまできちんと締められて乱れた様子がないというのはどうでしょう。
最低限本文と矛盾しない程度の整合性を持たせるべきなのではないかと。
基本的にこの手の小説は
挿絵の好みで買うかどうか決めているのですが、
この作品に関しては公式ページに載っていた
フェラ顔面ぶっかけ挿絵(左の絵)が決め手でした。
この絵に関しては自分の好みと
非常にマッチしていたのですが、
(礼服姿の男装した凛々しい女性のデザイン、
胸をはだけられチラリと覗く乳輪、
正面を見つめる鋭い目、屈辱の表情などいい感じです)
もし購入時に他の挿絵もじっくりと見ていたなら、
今回この作品の購入は取りやめていたかもしれません。
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