屑男のエロスクラップ

＜評価＞　内容：☆☆☆☆★　　作画：☆☆☆★★　　抜き：☆☆☆★★

花粉を擬人化した、その着眼点は面白い


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＜スタッフ＞

ブランド：ピンクパイナップル
原作：小梅けいと（『花粉少女注意報！』/ワニマガジン社刊）
協力：ワニマガジン社
プロデューサー：織賀進
監督：浦英雄
脚本：佐和山進一郎
キャラクターデザイン・作画監督：服部憲知
絵コンテ：早川なおみ
音楽監督：神戸港一RX
アニメーション制作：Space-X
製作：ピンクパイナップル


＜あらすじ＞

　「あぁん♪…ごめんね、もう一発出ちゃった」

大好評！小梅けいと原作、話題の大乱交エロアニメここに完結！
「花粉」たちは今回もヌルヌルドロドロ…テイッシュがいくらあっても足りません！


　「ありがとう！花粉少女」
大好きな杉田君のために「花粉」の誘惑をガマンするアキ。でも今日も通学バスでエッチな姿を見られてしまう。さらに親友の百合が、杉田君に猛アタックを始めて…。

　「おくさまはちっちゃいの」
新妻・美久の悩みは、身体もアソコもちっちゃくて、まだちゃんとエッチができないこと。毎日ディルドを入れて、アソコを大きくしようとするが…。


＜感想＞

花粉一つ一つが美少女・美少年の姿であり、
「花粉症に罹る＝花粉たちに身体中を愛撫・ＳＥＸされる」という
トンデモない世界のエッチを描くアニメ第２弾。

花粉症アキちゃんとあこがれの杉田君とのもどかしくも甘酸っぱい
青春ラブストーリー「ありがとう！花粉少女」の幕間に、
新妻が肉体的に未成熟な為、夜の生活もままならない新婚夫婦のＳＥＸ大作戦
「おくさまはちっちゃいの」を挿入した作りとなっています。


エロシーンに関しては正直もう一歩物足りなさが残るものの、
なかなか面白楽しく見ることが出来ました。

花粉を擬人化している設定だけでとにかく面白い。
花粉症に罹っている人たちは
男だろうが女だろうが街角だろうか会社だろうが学校だろうが
花粉たちに半裸にされ胸を揉みし抱かせられたり挿入されたりフェラされたりで、
街中が乱痴気状態の世界は見ごたえ充分。
花粉たちが身体中を嘗め回す仕草やお預けを喰らった時の切ない表情などは
主人にじゃれ付く子犬のように可愛く描かれています。
そして、その純粋無垢な花粉たちによる行為を「花粉症なのだから仕方がない」と
（恥ずかしがりながらも）受け入れ、花粉たちにされるがまま状態。
公衆の面前ではタブーとされているＳＥＸがオープンにならざるを得ないこの世界は
見るものを痛快な気持ちにさせてくれます。
実写ＡＶではまず不可能な、アニメでしかできないこういった映像表現こそ、
アニメの醍醐味であり本来の楽しさなのでしょう。
これはもう、設定・世界観の勝利。
これだけで充分、映像として面白く見ることが出来ました。

さらにはわざとらしい演出も、過剰にこの世界を盛り立てる事に一役買っています。
入射光をえげつなく振りまく夕陽をバックに
愛の告白をしたりＳＥＸしたりするシーンは、
「なにもそこまでド派手にしなくても……」と思うくらいの馬鹿馬鹿しさでした。
（以下、馬鹿カット（笑））


作画に関してはここのところエロアニメでよく名を見かけるようになった
「服部憲知」が作画監督をやっているだけあって、
この手の萌え系キャラが好きな人にとっては問題ないレベル
（若干カットごとにキャラの体型が変わりますが……）。
服部憲知さんの描く可愛い系キャラは、「淫妖蟲」のようなエログロ凌辱アニメよりは
こういう萌えエロの方が食い合わせがいいような気がします。

エロに関してもそれなりに作られていたと思いますが、
コメディタッチのエロが自分に向かないこともあってか、
あまりいい印象を持つことは出来ませんでいた。
動きやカット割、構図など特筆すべき事はほとんどなく、
良くも悪くも「普通」であり「それなり」で「問題ない」出来だったと思います。
この世界観のエロが好きな人やロリ属性がある人には、
それなりに使えるのかなぁ、と。


以下余談。
主人公アキちゃんの声がＣ．Ｃ．さくらの丹下桜に似ているように思いました。
まぁ声優に関してはそれほど知識も拘りもないので、似てないよと言われればそれまでですが。
もう一つ。「おくさまはちっちゃいの」で前の穴が狭く入らないから
後ろの穴を使う、というシーンがあったのですが、
後ろの穴に入れる方がよっぽど大変じゃないか？



＜お気に入りカット集＞（すべてクリックで拡大・コメント付き）

「ありがとう！花粉少女」


「おくさまはちっちゃいの」