屑男のエロスクラップ

＜評価＞　内容：☆☆★★★　　作画：☆☆☆★★　　抜き：☆☆★★★

人格崩壊に説得力なく、尻すぼみ


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＜スタッフ＞

ブランド：鈴木みら乃
原作：BISHOP『学園2』
企画：盛こかん
プロデューサー：天手毛天
キャラクター原案：水島多也
監督・キャラクターデザイン・作画監督・絵コンテ・演出：きむら剛（st.えろぎるど）
脚本：機夢鈴
アニメーション制作：ひまじん
製作・発売：株式会社エイ・ワン・シー
販売：アムモ


＜あらすじ＞

　「母乳」x「委員長」縋る喘ぎを母乳で染めるワイセツマリアージュ！

「キャラ」x「カテゴリー」のワイセツマリアージュから生み出されるエロティックカテゴライズ、鈴木みら乃の第七弾!!
委員長が母乳に濡れる……凌辱的指導でイキッ放しの30分!!

美樹本春菜は、私立富士ノ宮学園長の娘であったが、「不良」のレッテルを貼られ教師たちからも忌み嫌われていた河村哲也の学園長達に対する復讐の犠牲となり、哲也の牝奴隷となってしまった。
執拗に続く哲也の恥辱に、誰にも相談することができなかった春菜は母親から、発せられた牝奴隷への軽蔑の言葉に愕然とする。
もし真実が知られてしまうと母親に捨てられてしまうと思い込んでしまう春菜は狂気の行動へ……。
「俺の奴隷になれば居場所を作ってやる」
狂気へと駆られた春菜を哲也は抱きしめる。縋るもののなくなった春菜に選択肢はなかった……。
牛乳浣腸、中出し、パイズリ、コスプレ、イラマチオ……。
母乳まみれの凌辱に喘ぐ牝となる春菜。
言われるままの牝奴隷へと堕ちていく春菜の表情は、しかし満足げな笑みが広がっていた。


＜感想＞

理事長の娘であり委員長も務める心優しき女学生「美樹本春菜」を
学園に恨みのある不良男子学生「河村哲也」が徹底的に凌辱するアニメです。

キャラクターは瞳大きめ・陰影はっきり・
メリハリの付いた鋭角的なボディーラインを持ったデザイン。
数年前の臭作シリーズなど凌辱アニメではそれなりに流行っていたデザインですが、
今となっては見せ方をよほど工夫しない限りこのデザインでは時代遅れ感が否めません。
作画に関しては時々クセのあるカットがありそこだけ他から異様に浮いていますが、
全体的には無難にまとまっています。


心優しきか弱き乙女、春菜を心理的肉体的にひたすら追い詰め、奴隷として調教するアニメですが、
もう少し何とかならなかったのかなぁという内容でした。

出だしこそ拘束やら牛乳浣腸やら搾乳やらイラマチオやらクリップ乳首挟みやら
アブノーマルプレイのオンパレードでその過激さに多少興奮し、
出だしでここまで過激なら、この後はもっと過激なプレイがあるに違いないと
期待感を高めていたのですが
その後にあった、春菜が心まで堕ちるきっかけとなったプレイは
哲也のひたすら青臭く安っぽい洗脳演説（しかも長くてかったるい……）と
ソフトタッチのパイ揉みというしょぼいもの。
さらにその後もメイドコスプレ・パイズリ・普通に挿入などぬるいプレイばかりで
どんどん凌辱とは離れ、完全に尻すぼみ状態。
確かにこの作品は、哲也が学園に復讐する話であり、
その手段として手始めに凌辱を用いただけであって
一旦理事長の娘をたらし込んでしまえば別に凌辱には拘る事はない、
調教というのはそういうものだという理屈は分かりますが、
アブノーマルな凌辱プレイからそれほど特徴のない非凌辱プレイという流れでは、
見る側としては著しく興が冷めてしまいます。

また、幾ら春菜が精神的に追い詰められていたとはいえ、
あの程度で自我が崩壊するのでは説得力も何もあったものではありません。
人格崩壊ネタは壮絶なテクニックや物凄い巨根、異常な性癖などの犯す側の特殊性や
大多数による長時間の輪姦や監禁などの状況の特殊性を描かない限り、
説得力の持ちようがなく非常に薄っぺらな内容になってしまいがちです。
まぁそんな理屈などぶっ壊すほどのエロさがあれば問題ないのですが、
演出的にもピストン動画も単調、表情も固い、カット割りもテンポがないなど
あまり上手いとは言えないものでした。

ただ、絵の質と構図、画面効果などには凌辱アニメでは定評のあるむらかみてるあき監督作品を
髣髴とさせるものがあり、内容的にも人格崩壊ネタで被っている事を考えると
「むらかみてるあき風だけど、スピード感も迫力も説得力もない作品」
といった評価が妥当なのかもしれません。
（追記：前作では実際に原画としてむらかみ氏が参加していたようです）

あと、理事長である母親の存在が謎でした。
哲也が学園に復讐するという本筋に従うなら、
あの高慢ちきな理事長こそ凌辱に値し、かつ似合いそうな存在だったのにも拘らず
本編では春菜を精神的に追い詰めた発言をしただけで退場。
続編が予定されているのなら次の当番という事で理解できるのですが、
ラストに英語で「続きはゲームで」とのテロップが表示されたので、続編はない模様。
あぁ、美味しそうな素材だっただけに勿体無い……。


と、まぁ散々悪い事ばかり言っていますが、
パーツパーツを見てみるとそれなりにいいカットはありました。
事が終わった後の局部の描写やその溢れたザーメン
（ちょっと粘度が高そうでまるで蝋のようですがいかにも濃厚、
一滴でも中出しされれば受精する事請け合い！的な感じで悪くない）や
母乳まみれの乳房、イラマチオで突き上げらる喉の動き、
射精のように噴出する母乳動画などは、現実的ではないものの
実写では出来ないアニメならではの願望的エロ表現に仕上がっていました。
いくつかは下に挙げておきます。



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