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[novel] ガガガ文庫 武林クロスロード (3) (深見真×Rebis)
(2008.07.25)一般売りとは思えないほどの前巻までのエロ密度は影を潜める 感想を読む >>
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<あらすじ>
海洋国での死闘! ここが武林の分かれ道!
邪悪な朝廷が人々を苦しめる時代。大陸最強の〈双天武王〉を目指し旅するリョウカは、朝廷と戦う海洋国家・ジャン国を訪れる。そこで待っていたのは水着美女たちの大歓迎。師匠のシュンライと王女のアルシャも巻き込み、浜辺の恋には三角関係がいっぱい!? しかしそんな楽園にも、リョウカの母の仇・征西将軍ラゴンの大軍勢が迫る! 宮廷には陰謀が渦巻き、拷問部屋では美女が泣き叫び、さらに二人組の美少女刺客まで現れて……どうするリョウカ、シュンライ! 新次元痛快活劇第三弾! ここが武林の分かれ道!
<本文の感想>
中華風戦乱世界で筋肉武闘派美少女たちが
格闘によって世を鎮めつつ、技を磨きあい己の強さを求め、旅を続ける物語。
戦いの勝者が敗者を尋問・拷問の名の下に徹底的に凌辱するという
とてもシンプルで分かりやすい世界観が個人的にはお気に入り。
ここに出てくる主な女性は気功で擬似男根を生やしているのがデフォであるものの、
ふたなりにありがちなラブラブレズ系和姦ではなく、
男顔負けのガツンガツン系の凌辱がメインで描かれているので
ふたなり苦手な人でもあまり気にならないと思います。
また、武器は使うものの基本的に肉と肉とがぶつかり合う格闘を描いているので
マッチョな肉体が苦手な人にはちょっときつい面もありますが、
顔のデザイン自体は肉体ほどくどくなく、
マッチョ系にありがちな気弱なショタを無理やり逆レイプといった
淫乱痴女というわけでもないので、
筋肉ムキムキ女性は受け付けない人もそれなりに読めるのではないかと思います。
小学館という大手出版社が出している一般向けジュブナイルとしては
かなり過激に濃密にエロが描写され、
かつ敗北者の身体の一部を切断し身体の自由を奪うなど
色々な意味でギリギリの表現を駆使しているのがこの作品の特徴です。
過激描写が一体どこまでエスカレートしていくのか、
一般向けジュブイナイルで描けるエロの許容値はどこら辺なのか、
そこら辺を興味津々で読み進めました。
結論から言えば、今回は全2巻に比べればエロに関しては本文にしても挿絵にしても
若干グレードダウン。期待を上回る事は出来ませんでした。
今回のエロシーンはストレートでちょっと淡白すぎた印象です。
前巻までは、放尿・アナル・焦らし・親子どんぶり・かつての部下に輪姦
凌辱後抵抗できないよう両腕切断などの過激なプレイと
ジュブナイルとは思えないほどの濃厚な描写があった
(あくまで一般向けジュブナイルとしては、ですが)のですが、
今回に限っては
淫術師による肉体開発と催眠術にかけられた味方からの凌辱、
公衆の面前での鋼鉄の棒による尻百叩き、4人連続フェラチオと若干おとなし気味。
描写も今までほど濃厚というわけではなく、全体的に飛ばし気味。
さらには導入部だけ描いて後はご想像にお任せ……
といった一般小説にありがちな形式もあり。
1、2巻以上にエスカレートしたエロを期待していたのですが、
実際は若干のスケールダウン。
何だか肩透かしを喰らった感じです。
流石にあれ以上の過激な描写は小学館編集部からストップがかかったのでしょうか。
となると、一般ジュブナイルで描けるエロ・過激の限界はこの程度だったという事?
うーん。もう一歩突き抜けるか或いは最低でも現状は維持してほしかった……。
とはいえ、戦国格闘モノでこの手のエロを両立させるその手腕はかなり特異で
なかなか面白く読めたのも事実。
正直、最近若干マンネリになりつつある二次元ノベルズに足りない
「問答無用に力ずくで屈服させ、性奴隷にする」というエロの原点が
この作品にはある様に感じます。
ガガガ文庫の枠からはみ出してしまい描写出来なかったエロ分を追加し
新たに二次元ノベルズで再構成してくれないかなとすら思いました。
<挿絵の感想>
Rebisさんの描く絵は、筋肉が過剰すぎる気がしないでもないですが、
まぁ作品の性質上この程度なら許容範囲。
格闘系の女性ならではの凛々しさやたくましさがあり、かつしなやかで
肉付きもいい感じです。
頭・顔は身体のくどさを引き摺っていないのも高ポイント。
頭と身体のアンバランスがグロテスクにならない程度の絶妙なバランスで描かれています。
絵自体は前巻までの濃厚なエロが若干影を潜めてしまったのでそこで減点。
汁描写やアヘ顔、乳首の存在感やギリギリで隠す局部描写などの迫力が
今回は感じられませんでした。
2巻で倒したジャホウセンの拷問シーン。
抵抗できないように両手を切断されています。
この手の表現も全く動じず素直にイラストに起こす
その根性、天晴れ。
二次元ノベルズも見習え。
敵の淫術師に捕まった王女の従卒ニスーラ。
いわゆるローションプレイ。
張り詰めきった水風船のような胸の肉感、
六つに割れた腹筋が素敵。
今回一番のお気に入り。
海賊あがりの水軍大将ラミン。
右足の義足刀がかっこいい。
身に覚えのない罪で刑罰を受けるラミン。
公衆の面前での鋼鉄の棒による尻百叩き。
エロ内容は悪くはないけど、
あっという間の屈服とその描写の短さにガッカリ。
本音を言えば、敵の大将に
力任せにガツンガツンと犯されて欲しかった。
こういう格闘系の筋肉を描けるエロ挿絵師って結構珍しいのではないかと思います。
エロの歯止めを外した状態で描いた挿絵を見たいなぁ。
二次元ノベルズあたりがベストなのでしょうけど、格闘エロってあまりないんですよね。
やはり需要がそれほどないのでしょうか……。
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