屑男のエロスクラップ

＜評価＞　内容：☆☆☆★★　　作画：☆☆☆☆★　　抜き：☆☆☆★★

作画･動画はかなりのレベルだが、前作にあったエロ個性が感じられず


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＜スタッフ＞

ブランド：鈴木みら乃
原作：『連結方式』狩野ハスミ著（ティーアイネット刊）
企画：姦三
プロデューサー：P・アラン
監督：横山ひろみ
キャラクターデザイン：LEE SI MIN
脚本：下連
製作：（株）エー・ワン・シー



＜あらすじ＞

深窓のお嬢様の堕落をコンセプトに描かれる「連結方式」OVAシリーズ第3弾！

他人との距離を感じ、もっと人と触れ合いたいと思う孤独な美少女・澪。
そして彼女は見ず知らずの男に手錠を差し出す。
複数の男達に輪姦される澪。でも彼女はそれを歓ぶ。
深窓の令嬢が、その孤独から逃れるために、身体をひらく。ただ、他人と触れ合うために…。

肉欲に溺れる深窓の令嬢――

有名女学院に通う「深田澪」。お嬢様にして容姿端麗で成績優秀な彼女は、学園中の生徒の羨望を集める存在だった。
しかし、当の彼女はまわりとの距離を、疎外感を感じてした。
そんなとき、彼女の通う予備校で、男子生徒に無理やり迫られる女子生徒を見かける。
誰かを呼びに行こうとするが、男子生徒の一言によってその動きを止めてしまう。
「おまえ友達いないんだってな…」襲われている女子生徒は自分とよく似ていたのだ。
そして、女子生徒は男子生徒のされるがままになる。豊満な胸をもまれ、いきりたったペニスを握らされ、白濁の精液で染められていく。
女生徒はペニスに犯され処女を散らすが、次第に声が甘くなり、初めての肉棒を自ら受けれ始める。
その様子に見入ってしまう澪。最後には喜びの表情をうかべる女生徒を見て、澪はあることを思いつく。
夜、澪はと街の片隅で自ら目隠しし、秘所をあらわにし、通りすがりの男に声をかける。
手錠を渡しながら「これで私を拘束して下さい…そして私を犯してください…」
優等生は孤独に耐え切れず肉欲に溺れてしまうのか…それとも…本当のつながりを見つけることができるのか。
彼女の長い一夜が始まる。



＜感想＞

手足が細いわりに胸だけは大きく柔らかそうなキャラクターと、
病的なまでに描きこまれた画面が特徴の狩野ハスミさん原作
エロマンガ短編集「連結方式」のアニメ化第３弾。

原作では、淫乱な自分を封じ込めていた優等生少女が、
とある工事現場で突如、痴女となり自分を解放してしまうというかなり短い話ですが、
アニメーションでは、自分を解放するきっかけとして、
学園内で同級生がレイプされている現場を目撃してしまうという
オリジナルエピソードを盛り込むことにより、エロアニメとしての体裁を整えています。



前作同様、作画・動画に関してはかなり満足。
描き込みが過ぎてやもすれば見辛い面もある狩野ハスミさんの絵を、
その肉感的特長を失うことなく上手く簡略化してします。
特に乳揺れ、乳揉み動画は見事。
狩野さんの描く胸の、独特の柔らかさが存分に表現されていました
(原作絵よりも肉が詰まっている感じの胸ですが)。

(個人的にはこの乳首の色合いがかなりお気に入り。
程よく強い赤みがエロ存在感を主張しています）

また、構図のバリエーションが豊富でまた迫力もあり、
さまざまな角度から収められた痴態を堪能できます。
時たまパース的に崩れた構図もありましたが、
そういうカットはエロ重要度の低い所ばかりでしたのでそれほど気になりません。


さて肝心のエロシーン。
大きく二つあったエロシーンですが、感情表現に関して全く正反対の感想を持ちました。

前半のサブキャラ教室内輪姦二穴攻めシーンでは
レイプに衝撃を受け、その官能に戸惑い抵抗するもその劇感に流されて
最後には快楽漬けになってしまうといった、凌辱過程における感情変化の基本が
きちんと押さえられていて、なかなか好印象。

しかし後半の、主人公が工事現場で受ける拘束目隠しプレイは
ただひたすら快楽に流されているだけで、嫌がる・抵抗するなどの感情の変化が少なく
ビジュアルほどの興奮は感じられませんでした。
まぁ、痴女設定で凌辱プレイだとそこら辺難しい面もあったのかなとは思うのですが、
せめて、自分の予想を超えた激しい快楽に一瞬戸惑い抵抗する等といった
何かしらの展開が欲しかった気がします。


また、プレイ内容の表現にも微妙に不満が残りました。
せっかくの二穴責めや二本挿し三本挿しも、その戸惑いや苦痛が殆ど描かれていなかったり、
他の作品には無いこの作品ならではの特徴である「手錠拘束＆屋外目隠しプレイ」も、
屋外での恥辱感や目隠しによる恐怖感などは全く描かれず、
それなりに良く出来た普通の輪姦とさほど変わらないシーンになっていたり……。
前作にあった「エロアイテムとして徹底的に弄り倒される胸」といったような
この作品ならではのエロの拘り、個性が今回は感じられません。


なんと言うか、ビジュアル的な完成度は高くそれなりに興奮はするものの、
ここで抜け！というような突出したアピールがなかったかなという印象の作品でした。




＜お気に入りカット＞（クリックで拡大・コメント付き）

サブキャラ・教室内輪姦二穴攻め


ヒロイン・工事現場での拘束目隠しプレイ



ヒロイン・良く分からない官能表現