屑男のエロスクラップ

＜評価＞　内容：☆☆☆★★　　作画：☆☆☆☆★　　抜き：☆☆☆★★

最大の見所は、冒頭の美術部三人娘三段重ねシーンだが、
全体の印象は、もう一歩。この作品ならではのこだわり部分が欲しかった


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＜スタッフ＞

レーベル：WhiteBear
原作：「催眠凌辱学園」(Liquid)
企画：Show隈部／キャプテン秋山
プロデューサー：Show隈部
シナリオ：伊刈真刀
絵コンテ：牧野行洋
キャラクターデザイン：大岩次郎
作画監督：B.M
演出：よしわらたつひこ
監督：金澤勝眞
アニメーション制作：studio9MAiami
製作：MediaBank



＜あらすじ＞

『催眠凌辱学園』OVA第二弾！

学園に赴任してきたカウンセラーの藤見は、カウンセリングと称し催眠効果を生み出す薬を用いて、女性の隠された本質を解放していくことに悦びを感じる性癖の持ち主。
藤見の絶大なる催眠効果は、何も知らない生徒達からカウンセラーとしての支持を高めてしまうものであった。
女子生徒、教師、あげくに生徒の母親までもその術中にはまり、藤見の魔の手に堕ちていく。
「匂う、匂うぞ……僕の実験を待っている、牝たちの匂いが!!」
今日もまた、実験場と化した学園で、催眠凌辱カウンセリングが始まる。



＜感想＞

とある学園に赴任してきたカウンセラーが、
催眠術(というか怪しいお香)で周囲の女性たちをひたすら食べちゃう話。
今回の犯され当番は美術部女子三人と、家庭に問題を抱える母子、性格きつめの女教師です。

作画はかなり安定。
キャラごとの身体の差異はあまり感じられなかったものの、
繊細な表情の付け方や女体の美しい曲線などが丁寧に描かれていました。

冒頭の、美術室での４Ｐプレイはなかなか面白く見応えがありました。
イーゼルの角に股間を押し付けて自慰にふけったり、筆先で局部を愛撫したりと
美術部ならではのプレイが満載で、これから先の展開に期待感が高まります。
腕を肉棒に見立ててパイズリというのも斬新で面白く、
また、三人が縦に折り重なって交互に挿入されるというのも新鮮
(二人なら結構ありがちなのですが、三人は初めて見ましたｗ)。
尻が三段重ねになっているカットはかなり迫力ありました。


※ 暗い画面だったので明るくしてあります。

とはいえ、良かったのはそこまで。
それ以降のエロシーンはまぁ悪くない程度のあまり特徴のないエロシーンに
落ち着いてしまってちょっと残念。

そもそもこの物語、催眠術が完全に万能なものとして描かれていて
どんな難物そうな女性でもお香を嗅がせればあっけなくイチコロに堕ちちゃうものだから、
展開に起伏がなく、見ていてあまり盛り上がりません。
カウンセラーに犯される女性たちの姿が、ただ順番に描かれているだけ。
となると、プレイ内容勝負という形になるのですが、
美術室のシーン以外、目新しいものがなく、主人公の狂気もあまり感じられないので、
なんだか普通の和姦乱交と代わり映えのしないシーンばかり。
和姦乱交を描くというのがこの作品の主題ならそれはそれでいいのですが、
そういった描写に拘っているのかというとそういう事もなく
結局、淡々とエロシーンが展開されていくだけ。
なんというか、全体としてぼんやりとした印象しか残らない。
今回はこのシーンを重点的に描きたいんだとか、ここに拘っているとか、
そういうスタッフの意図があまり読めない作品になってしまっていました。

パーツとしては、最後の職員室乱交シーンでイメージカットとして挿入されていた
大量の手にひたすら愛撫される姿にちょっと興味を惹かれました。
このイメージをもっと推し進めて、一つのエロシーンとして成立させてみても
面白かったのかもなとか。



作画自体が結構丁寧に描かれているし、それほど酷い出来というわけではないのですが、
もう一歩、この作品ならではのこだわり部分が欲しかったなと感じました。


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・余談
　某大手掲示板で、この作品の監督さんが先日亡くなったという情報が流れているのですが、
　本当なのでしょうか？
　噂が立ってしばらく経ちますが、一向にソースなり公式発表なりが出てこないんですよねぇ。
　たちの悪いデマであることを祈ります。
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・09.04.29追記
　この作品の監督、金澤勝眞さんの訃報がG-type6月号で発表されるようです。
　この記事をエントリーした直後、業界の方からこの件に関してメールを頂いていたのですが、
一応、公式な発表を待った方がいいと思い、公表は控えさせていただきました。
　考えてみれば、エロアニメでもっとも数多くの衝撃を受けたクリエイターの一人でした。
　かえすがえすも残念でなりません。謹んでご冥福をお祈りします。
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