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[novel] 二次元ドリームノベルズ293 奴隷聖徒会長ヒカル2 ~淫魔に占陵された学園~ (筑摩十幸×亀井×桜沢大)
(2009.05.25)魅力ある過激プレイ、意欲的な設定が満載だったものの、
描写力・文章力・ストーリー構成が追いついていない 感想を読む >>
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<あらすじ>
妖魔に嬲り尽くされる退魔生徒会!
――衝撃の完結編!
妖魔の陰謀により囚われてしまった聖マリス学園生徒会。
妖魔と戦う宿命を背負う少女たちへの責めは、
より苛烈さを増していく…。
妖魔バルムスに孕まされ、
その子を育むべく男たちの精液便所へと貶められた生徒会長ヒカル。
母乳を迸らせ、孕み腹を弾ませながら肉欲と
妖しい母性に蝕まれる彼女は、
再び退魔刀を手に取ることはできるのか?
衝撃の完結編、ついに登場!!
<本文の感想>
妖魔に敗れ、性奴隷となって様々な責め苦を受け続けるヒカル・ユキ・セイラ。
一発逆転を狙うも、またしても身篭った妖魔の胎児への情に流され、あっさりと返り討ち。
ひたすら凌辱を受け続け、ヒカルは妖魔王を出産。
その後も三人は妖魔たちの慰みものとしてひたすら奉仕をし続ける……という話。
今回、いつにもましてネタバレが多いので、気になる方は注意してください。
また、いつにもまして感想が纏まらない(笑)ので、
とりあえずエロシーンを紹介してその中から気になった所を羅列してみます。
・ヒカル
クラスメイトによる精液便所→イソギンチャク状妖魔による媚薬漬け→弟との近親相姦
→プールサイドで同級生注目の中、不良との本番
→体育館ステージ上で公開近親相姦・同級生によるぶっかけ
・乱交・妖魔出産・胎児による子宮凌辱
・ユキ
鼻輪をつけた牛プレイ→搾乳・セイラ尻尾フェラ→妖魔犬による獣姦・ニプルファック
→ふたなり化したセイラにフェラ奉仕・挿入→体育館ステージ上でレズ乱交
・セイラ
ユキの母乳を浣腸→ふたなり化・ユキにフェラ&挿入・ユキの尻尾を挿入
→体育館ステージ上でレズ乱交
・ヒカルのクラスメイトによる精液便所化シーン。
精液便所の設定は悪くないのですが、
不良たちによる凌辱をかっ飛ばして同級生による羞恥プレイに重点が置かれているのは疑問。
正義のヒロイン凌辱の基本、下品なザコ悪役に力ずくでガツンガツン犯され、
その矜持や誇りがズタボロにされる姿が見たかった。
・ユキ鼻輪搾乳プレイ&セイラ尻尾男根化
鼻輪を付けているという描写はある割にはプレイには全く使われず。勿体無い。
尻尾を男根に見立てユキの股間に挿入するというのはちょっと無理があるような。
いまいち興奮できない。
・プールサイドでの公開ファックシーン。
ボテ腹妊婦にスク水を着せ、同級生注視の中プールサイドで不良に犯されるヒカル
というシチュエーションはかなり好み。
金網に身体を押し付けられ痛がるシーンもなかなかマニアック。
ただ、シチュエーションほどの迫力を文章からは感じられなかった。残念。
・ユキの獣姦ニプルファックシーン。
獣姦ってだけでも悲惨なのにさらにニプルファックまで組み合わせるとは。
しかし、これもシチュエーションの過激さに文章が負けている印象。
・ヒカルがまだ産んでもいない妖魔の子供に子宮をファックされるシーン。
これまた陣痛の時点で胎児の勃起男根が子宮を刺激したり、
バイブのように膣を出入りしたりとかなり過激で壮絶。
何だけど……やっぱりなんかイマイチ気分が高揚していかない。
魅力的なシーンが結構あるにもかかわらず、全体的にイマイチ乗り切れません。
というのも、マニアックなシーンが多い割にはその細部の描写がおろそかになっていて
その情景がイマイチ想像できない為。
例えば、犬にニプルファックをされるのであれば、
乳首に男根が沈み込む際、乳頭が開く際、どんな感覚なのか、どんな快感を受けるのか。
胎児バイブはどれほど人知を超えた悦楽なのか、鼻が手が足が膣壁に当たる感覚はどうなのか。
そういったディテール描写がこの作品、あまりなかったような気がします。
極端に言えば「犬にニプルファックをされました。凄く気持ちいい」こんな感じ。
オリジナリティ溢れるプレイを描くのは結構なのですが、
オリジナリティがあるという事は、同時に見慣れない読み慣れないプレイだという事。
ならばそれを補うように細部まで徹底的に描写しなくては、
読者にそれがどれだけ異常で過激なプレイなのかは全く伝わらず、
長所であるはずのオリジナリティが逆効果になりかねません。
また、作品全体としての盛り上がりに欠けた様な気もします。
シーン冒頭ちょっと抵抗→入れられただけでもうグズグズ→完全陥落。
シーンが変わるとまたちょっと立ち直って、同じ事を繰り返す。
なんというか、毎回毎回完全陥落したと書かれていながら、
一向に堕ちきらない、いわばイクイク詐欺。
ストーリー的にもクライマックスに向けて次第に盛り上がっていく気配がなく
何だか同じ所をぐるぐる回っているだけの印象。
個人的には、この作品のキーは希望の象徴であり最後の砦だった超生命体(?)少女
「アナスタシア」にあると思っていたのですが、彼女の扱いが非常に中途半端で心底ガッカリ。
ヒカルの唯一の希望であり逆転勝利への唯一の象徴だった不可侵の存在が、
どのように犯され壊されていくのか、
それを目の当たりにしたヒカルの精神はどう崩壊していくのか、かなり期待していたのですが、
メタルアメーバとやらでレリーフ化されてオシマイ。
それを見たヒカルも首を垂れただけでオシマイ。絶望感も悲壮感も全く伝わってきません。
あとこの作品、テーマとして「許し」を掲げています。
後もう一歩で逆転!という所でいちいち身ごもった子供に対する情で敗れ去るというシーンが
前編後編と続いていたので、これが「許し」への伏線だろうなぁと読み進めていたのですが、
全く生かされることなく堕落エンド。
なんだこりゃ。あれだけしつこく「許せ許せ」と言っていたわりには結局何もなしかい!と
憤慨しましたが、あとがきを読んでそういう事かと脱力。
この作品、ゲームが本編で、小説は本編のバッドエンド的扱いという事らしいです。
うーん。作品自体は小説の方がオリジナルだったはずなのに……いつの間に入れ替わったんだ。
自分のようなゲームはやらず小説しか手に取らない人間にとっては
作為的に未完成品を与えられたような気分で、微妙に納得できません。
ゲーム作品から小説が派生したという事なら全く問題ないのですが……。
他にも、
・ヒカルの弟シュウとの近親相姦は必要なのか? 色々描写しすぎて焦点がぶれすぎ。
・喘ぎの中に中途半端に入る台詞が大嫌い。
リズムが悪いと思うんだが、最近の流行なんだろうなぁ。
・実はアナスタシアは人類が敗北したパラレル世界から送り込まれた三人の魂の集合体であり、
妖魔たちは正しい因果律を取り戻すべく戦っているというSF的逆転の発想はちょっと面白い。
ただ、設定の明かし方に工夫がなく勿体無い。
等など。
魅力ある過激プレイ、意欲的な設定が満載だったものの、
それを生かす筈の描写・ストーリー構成がイマイチで残念な作品でした。
<挿絵の感想>
前編よりもより線がしっかりくっきり描かれ、
いかにもゲームの原画屋さんの絵になってきました。
個人的には前編の、ラフなタッチを残した
ちょっと少女漫画チックな柔らかい絵の方が好みだったかも。
左の絵は精液便所と化したヒカルの哀れな姿。
オーソドックスな題材ではあるものの
正義の志を持った少女の末路の悲惨さを強烈に印象付けるシーンで、
どんな過激な凌辱シーンもこの姿の前にはかすんでしまいます。
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