屑男のエロスクラップ

＜評価＞　内容：☆☆☆★★　　作画：☆☆☆★★　　抜き：☆☆☆★★

せっかくの万能アイテムものなんだから、もっとワクワクするようなプレイを見たかった。
公園の暗がりで繰り広げられる放尿プレイの淫靡な雰囲気にちょっと興奮


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＜スタッフ＞

レーベル：ガールズトーク
原作：アンダームーン
監修：ガールズトーク
プロデューサー：忍耐明
脚本／絵コンテ：江口ちび
キャラクター原案：ジェントル佐々木
キャラクターデザイン／総作画監督：ハヤテ
作画監督：小原洋介
企画：マリゴールド
キャラクターデザイン：ハヤテ
演出：富辰吉
制作協力：３年Ｃ組
発売：ガールズトーク
販売：マリゴールド
アニメ制作：schoolzone



＜あらすじ＞

どんな女も思いのままにする… 危険で夢のようなノートが、貴方の欲望を叶えます。

新アダルトアニメレーベル「ガールズトーク」第一弾は妄想全開の意欲作！
容姿端麗、スタイル抜群の優等生、男嫌いで生意気なスレンダー美少女、欲求不満で熟れた肉体を持て余す美貌の人妻―そんな彼女達を、ノートの力を使ってヤりたい放題！
一人の男の暗い欲望が、現実のものとなり女達に襲い掛かる！

「そのノートに名前を書かれた女は全てその指示通りに行動する。」
――DreamNote。それは、女を思い通りにする力を秘めた黒いノートだ。
雅也は好青年の家庭教師を演じながら、ノートの力を使い自らの欲望を実現させていく。
その毒牙に真っ先にかけられたのは、雅也の教え子である優等生「高梨優美」だった。

「○月×日　高梨優美　家庭教師に教えを受けている最中、発情し教師に処女を奪われる」
優美は雅也が欲望を抱いていた教え子だ。
美人でスタイルも申し分ないが、ウブで男慣れしていない。
ノートの力で狂わせるにはもってこいの相手、というわけだ。
そして、ノートに書かれた内容は実現した。

「どうして…こんなのいけない事なのに…感じちゃう…っ！」

処女を奪われながら優美が叫ぶ。
ノートがある以上、雅也を止めるものは何も無い。
そして、雅也は高梨家の女性達に狙いを定める。
いつも自分を目の敵にしてくる生意気な優美の妹、栞。
身体を持て余し、無意識にフェロモンを放ってくる美貌の人妻、美沙子。
ノートの力を使い、彼女達に陵辱と調教を繰り返す。

抗えぬ力に捕らわれてしまった高梨家の女達。
想像を絶する快楽と恥辱の果てに、彼女達はどうなってしまうのか…



＜感想＞

書いた事が全て現実になるDeathNoteならぬDreamNoteを手に入れた主人公、雅也が
家庭教師先の教え子、妹、母親の三人を次々とその毒牙にかけていく話。
万能アイテムであんな事やこんな事をしてしまおうという、いわゆる妄想系ストーリー。
一応ストーリーものですが、DreamNoteに書かれたエロシーンを
ほぼ脈絡なくただ単に繋げているだけなので、基本的にオムニバスのような作品です。

キャラクターは黒目がちで目の縁取りをガッツリ取る形の、最近流行な可愛い系デザイン。
顔の作画はそれなりに整ってはいるものの、身体全体になると不自然なカットが多く、
上半身と下半身がバラバラだったり、胸の丸みが極端だったりしています。
また、彩度が高い割には何故かくすんだ色使い。
画面の密度や描きこみも少なく、キャラクターといい色使いといい、
HotBearの「幼なじみと同級生」に雰囲気が似ているかも(監督は両方とも、富辰吉さん)。
まぁ、エロアニメとしては標準か、あるいはちょっと見劣りするかなぁ程度の作品です。


■ 何でも出来る万能アイテムものの割には、プレイ内容がおとなし目

エロシーンは
・家庭教師の勉強中、教え子優美の処女を奪う
・妹、栞をプリクラファック
・母親、美沙子が出張中の旦那と電話中、フェラ＆後背位
・栞、夜の公園で露出・放尿・ファック
・プールで優美と堂々公開ファック、シャワー室で大量中出し
と、なかなか盛りだくさん。
なのですが、どれもこれも突き抜けていない
……というか、全てどこかで見たようなプレイばかり。

せっかくの万能アイテムものなのだから、もっと強烈なプレイを見せて欲しかった。
プリクラファックなんて、数ヶ月前にでた「ストレッタ」の方が液体描写や表情、体位など
よっぽど過激な印象でしたし、
美沙子の電話口ファックも、ちょっと前に出た「人妻交姦日記」を引き合いに出すまでもなく
これまで散々やられてきた題材を何の工夫もなくそのまま流しただけ。
どのプレイ内容を見てもわざわざDreamNoteなんていう万能アイテムを使うまでもなく、
ちょっと強引に責めるエロアニメなら、何処にでもあるようなシーンばかり。
これなら、最近の実写AVの企画モノの方が、
よっぽど見応えあるシチュエーションを見せてくれています。
空想力が最大の魅力の一つであるアニメが、その空想力で実写に負けてどうするんだ……。

電話口ファックなら、思い切ってテレビ電話にして、ファック映像を旦那に見せ付けるとか、
夜の公園露出プレイなら、犬のように散歩させるとか浮浪者に犯されるとか、
プールサイド公開ファックなら、ギャラリーがどんどん集まってきて収拾付かなくさせるとか。
どんなプレイをしてもDreamNoteさえ使えば物語的に破綻しないんだから、
もっとはっちゃければいいのに……。
せっかくの万能アイテムをあまり活用しきっていないのはちょっと勿体無さ過ぎます。

とは言え、あくまで物語の導入であり
プレイ内容的には段々過激な方向へと向かっているっぽいので、
今回は意図的に大人しめのプレイを集めたんだろうなぁと。
次巻はもっと「DreamNote」を活用した目新しく過激なプレイが見られるのかもしれません。


■ 公園の草叢、暗がりで行なわれる放尿の淫靡な雰囲気は良かった

全体的に描き込みが少なく安っぽい印象の絵作りだった今作ですが、
唯一、公園での露出プレイだけはそこそこ見応えがあります。
月明かりと街灯のみの薄暗がりの中行なわれる放尿・挿入――。
薄ぼんやりとした暗い画面によって、絵作りの粗さや作画の拙さが上手い具合に隠れ、
メリハリの効いた影指定も相まって、淫靡で背徳的な雰囲気が作り出されていました。




■ その他、気になった点

・カットごとに両方揃えてバウンドしたり、交互にバウンドしたり、回転したりと
　胸揺れの動きに多様性があって、まぁまぁ面白かった。
　カットごとの統一が取れていなかっただけなんだろうし、決してエロくはなかったけど。
・力強く揉みすぎて、胸に手形がつくってのはちょっと斬新。
　もっと被虐的なプレイでのシーンだったらもっと映えるんだろうけど。

・書いた事が全て現実になって、しかもネーミングがDreamNoteって
　完璧に「ウイングマン」まんまだなぁ……許可を取っているはずもないし、良いんだろうか……。



＜気に入ったカット＞（クリックで拡大・コメント付き）

・優美


・美沙子