屑男のエロスクラップ

＜評価＞　内容：☆☆☆★★　　作画：☆☆☆☆★　　抜き：☆☆☆★★

数万倍敏感な性感帯に肉体改造された、という過激な設定の割にはプレイが凡庸。
クライマックスエロの迫力が全然足りていない


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＜スタッフ＞

レーベル：PIXY
原作：Lilith
プロデューサー：村上恒一／show隈部
脚本：満井逸美
キャラクター原案：のぶしと
キャラクターデザイン／作画監督：牛島勇二
美術監督：一二三
撮影監督：窪崎まむら
音響監督：吉田知弘
監督／演出／絵コンテ：近藤隆史
製作：アニメアンテナ委員会
制作：studio 9MAiami



＜あらすじ＞

待望の堕落ハーレムエンドを実現……!?　戦乙女最終巻!!

狂おしい欲望を掻き立てる貞操帯の淫刑!!　極限までに悦情を高められた戦乙女シグルド、スヴィアはついにロキの前に屈服する!!
その他にもフレイアを襲う淫獄凌辱シーンなど必見多数!!

世界の滅びる時が迫る中、激しい淫辱が一転、二人の戦乙女・シグルドとスヴィアは貞操帯を装着されてしまう。
そして凌辱が終わったとき、肉体に恐ろしい変化が現れる。
すでに二人の身体は無垢なものから悦情を求めて止まない淫らなものに改造・調教されていたのだ。
二人を狂おしい欲望の飢餓感が襲う。
誇り高く清浄であった戦乙女は、今は恥ずべきアクメを求めるメス豚へ堕落しようとしていた……!!!



＜感想＞

快楽に敏感な身体に肉体改造されたシグルドとスヴィアは
魔族ロキの焦らし作戦についに屈し、自ら肉棒を懇願してしまう。
ついに世界を救う鍵を差し出して性奴隷となり、悦楽をひたすら貪るのだった……という話。

原作ゲームでいう所のバッドエンドを踏襲した展開での完結。
まぁ、自分的にはどんな完結だろうが、あまり気にしません。エロければ。


アニメーションの質に関しては、まぁいつも通り。
少々、アップでの表情(特にフレイア凌辱シーン)で質が落ちていたような気もしますが、
牛島勇二さん描く美麗な表情、程よく引き締まった肉体作画は健在です。
動画が今ひとつなのも今までのシリーズと変わらず、
それなりに動きはするものの、いまいちメリハリがない印象。


■ クライマックスエロの迫力が全然足りない

正直、作品の出来には少々がっかり。
特にクライマックスでのエロシーンの迫力が全然足りません。

快楽に対して過敏な肉体に改造されたにもかかわらず
その後貞操帯を付けられ、数時間放置されたシグルドとスヴィアが
ようやく、待ちに待ってたロキの男根を受け入れ、前後不覚でその快楽を貪る……
というのが、この巻のクライマックスエロシーン。

……なのですが、感じ方にしてもプレイ内容にしてもひたすら凡庸。
シグルドに対しては、後背位でひたすら突くだけ。
スヴィアに対しては、騎乗位でひたすら下から突き上げるだけ。
ピストンの動きも、派手さやリズムの変化がほとんどなく、普通。

隠語を言わせて懇願させるのなら、腰を上げて自らの手で膣口を開かせるとか、
後背位なら片足を持ち上げるとか、壁に上半身を押し付けるとか、
騎乗位なら勢いのある突き上げとか、
汗や涎・涙・愛液・母乳など異常な体液の流出とか、
派手なアヘ顔や泣き顔とか、なにかしらもう少し工夫が欲しかった。
快楽に対して数万倍過敏に肉体改造されたという設定の割には、平凡なプレイのオンパレード。
設定の過激さから考えると、
気も狂わんばかりの極端な反応や精神がぶっ飛ぶような過激な演出が
あってしかるべきだったんじゃないかなぁ。


■ 感情表現が若干希薄

スヴィア・シグルドの感情描写にも見応えがありません。
今まで崇拝の対象、希望の象徴だったフレイアが性奴隷に成り下がっていた姿を見た時の絶望感や
魔族の肉棒を心の奥底で渇望してしまう背徳感、
ようやく快感に身を委ねられるという期待が裏切られ、放置されている時の焦燥感、
ついにぶち込まれた瞬間の充実感など
キャラクターの内部から沸き起こってくる様々な感情表現が、イマイチ弱いので
見ていてもあまり感情が盛り上がってきません。

美麗な顔立ちは悪くはないし好みだったのですが、どんなシチュエーションでも整い過ぎ。
綺麗に描く事に拘りすぎだったのかもしれません。
もう少し派手な表情の変化なり、感情の発露なりを見たかった。



４巻続いたシリーズの完結編の割には、
物語もエロシーンもクライマックスに向かっての盛り上がりに欠けた残念な作品でした。


■ その他

・冒頭、フレイアが凌辱されるシーンの、化け物のデザインは良かった。
　あんな奴らにひたすら犯されれば、そりゃぁ性の虜にもなるわなという迫力を感じた。
・シグルドのセルフフェラは、焦らし状況でのプレイ内容としてピッタリで興奮。
　手を拘束された状態で腰を限界まで曲げ、
　オナニーを教えられた猿のように自分の逸物を必死にしゃぶる……
　その執念はなかなか生々しかった。
　もう少し派手な演出(早いピストンやセルフ口内発射等)があっても良かったか。　

　そう言えば、セルフフェラって「奴隷戦士マヤ」以来かなぁ……。



＜気に入ったカット＞（クリックで拡大・コメント付き）

・スヴィア



・フレイア


・スヴィア＆シグルド