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[anime] 相関遊戯2 前編
(2009.10.04)ストーリー説明を端折った割にはエロが薄すぎる。
密室という異常な状況での緊迫感もなし
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<スタッフ>
レーベル:バニラ
原作:BLACK RAINBOW
プロデューサー:枇杷島しゆう太/二木力
脚本:小林秀朗
美術監督:せいほう堂
色彩設計:黒猫
アニメーションプロデューサー:康芳朗
監督/演出/絵コンテ/キャラクターデザイン/作画監督:杉並大福
アニメーション制作:Y.O.U.C
制作/製作/著作:デジタルワークス
<あらすじ>
身体を勝手に動かすエロゲーム再び。進むしかない! イクしかない!!
どんなHな指定でも無視できない、一度始めたらクリアするまで止められない恐怖のゲーム「相関遊戯」が再び始まる。
義妹の結菜をかばって病院に入院した誠人、そこに義母の菜月とお見舞いに来た結菜。
「お兄ちゃん、大丈夫?」
だが、お見舞いの品は見知らぬセールスマンからもらった奇妙なゲーム「SOUKAN-YUGI」だった。
病室で義姉の美咲も加わり四人で始めることに。
ピピピピ~ ゲーム画面のルーレットが回り、「マッサージ」のカードが出た。誠人が結菜の身体を触りだす。
「あははは、お兄ちゃん、くすぐったいよ」
「冗談だよ、しかし勝手に手が…」
いつの間にか「相関遊戯」のエロが始動していたのだ…。
<感想>
止まったマスの指示になぜか絶対従わされてしまう
すごろくゲーム「相関遊戯」で執行される、淫らなプレイを描いた作品。
前作では普通のボードゲームだったのが、今回はテレビゲームへと進化を遂げています。
だからなんだというわけではありませんが。
あとタイトルが、相「姦」遊戯から相「関」遊戯に変更。
「姦」なんて字をつけるとクレームが付くかもという配慮かもしれません。
杉並大福さんがメインスタッフをほぼ一人でこなしているだけあって作動画はまぁまぁ安定。
エロアニメではありがちな萌え系キャラクターがまぁまぁ普通に動いています。
■ ストーリー説明を端折っている割には、導入部が長すぎる
この作品、病院の一室で男一人と女三人が
TVの双六ゲームをやりつつ困惑しているシーンから、いきなり始まります。
どうしてこのゲームを手に入れたのか、なぜ舞台が病院なのか、
登場人物はそれぞれどういう関係なのか等々、ほとんど説明されません。
登場人物の言動からこういう事なのかなと多少推測できる程度、という
原作エロゲーをやった事のない人たちにとっては甚だ不親切な作り。
まぁ、少しでも多くエロシーンを入れたい、濃厚なものにしたいため、
説明シーンはすっ飛ばすという構成はエロアニメにはよくありがち。
別に、目新しくもないし全然驚きはしません。
エロアニメにストーリーなんてあってなきが如し。要はエロければいいのです。
なのですが、この作品、始末が悪い事に
ストーリー説明がない割には本格的なエロシーンに至るまでが異様に長く、
前半はほぼ、「相関遊戯」ゲームの異様さに戸惑う登場人物たちを描くだけに終始。
……ストーリー説明をかっ飛ばした意味がねぇ~。
しかも、それぞれのキャラクターがいちいち思わせぶりな台詞を吐いたりして
背後関係を中途半端に小出しにするんで、どうもにもこうにも見ていて気持ちが悪い。
どうも台詞から推察するに、
彼らの関係は、主人公誠人とその姉。父親の再婚相手、その連れ子……というものらしい。
……出し惜しみするような御大層な設定かよ……。
そんなの導入で主人公に語らせれば10秒で終わるような内容だろ……。
本格的なエロに突入するまでこんだけ時間があるんだったら、
物語背景の説明もちゃんとしてくれよなぁ。
という感じで、全く意味不明のストーリー構成に多少苛立ちを感じました。
■ そもそも、エロシーン自体、薄すぎる
「相関遊戯」で指示されたプレイは以下の通り。
胸揉み・口移し・フェラ・パイズリ・挿入(筆卸し)……
どのシーンも、「いったい何を見せたいんだ?」と疑問に思うようなものばかりで、ちょっと辟易。
「胸揉み」は服の裾から手を入れてのプレイでしたが、
手の動きが微妙すぎて、いったいどう揉んでいるのかよく分かりません。
服の下ではこんな動きをしているのかな……と妄想を逞しくさせるような動きを見せてほしかった。
「口移し」はそれなりに口をアップで捉えているのですが、
アップになっても細部まで描き込まれるわけでもないので、あまり有難味がありません。
もっと唇の肉厚感とか、しっとりとした艶とか欲しかった。
「フェラ」も、初めてのフェラなのに初々しさがほとんどないとか、
男性経験の差がある女性二人のWフェラなのに、そのやり方に差別化がされていないとか。
「パイズリ」シーンも、弟に自分の胸を見せる時、
どんな恥じらいの姿を見せてくれるのかと思いきや
カット変わりでもう胸全開って……。
最後の、義母への「挿入・後背位セックス」シーンだけは唯一、
叫びや喘ぎ、表情などそれなりに緊迫感があり、多少興奮しましたが、
娘に「お母さん最低」と罵られている最中は、ピストンを止めてリズムを切っちゃうとか
やっぱり見せ所が分かってないなぁという印象。
そこは、娘の罵倒に悲しみつつ、しかし後ろからの突き上げによる快感に
どうして良いのかわからなくなる……そんな混乱した感情の見せ所だろぉ。
ほぼ全てのエロシーン、ただ漠然と垂れ流しているだけといった印象で、
一向に興奮できませんでした。
■ 密室に閉じ込められたというシチュエーションでの極限描写も弱い
病室が密室状態となり、「相関遊戯」ゲームをクリアするまで脱出することができない……
という、ある意味パニックムービー的に広げられそうな設定なのに、
一向にそれっぽくならなかったのも不満点の一つ。
脱出するために取った行動と言えば、力一杯ノブを回してドアを開けようとしただけ。
こういうストーリーだと普通、
扉に体当たりするとか、大きなものをドアに投げるとか、大声を出すとか
必死に脱出しようとするも、それでも駄目で、登場人物たちは極限状態に。
そんな混乱した精神状態の中行われるゲームでの、理不尽なエロ指令……ってな感じで
限界ぎりぎり、緊迫感のあるプレイを描くと思うんだけどねぇ。
そもそも、登場人物の動きが極端に少なく、ほとんど会話で済ませているので
この手の設定の肝となる「臨場感」がほとんど無いんですよね。
うーん、残念。前作はもう少し面白かったような印象があったのですが……。
■ 他に気付いた点
・ロクな説明もないまま、事あるごとに主人公と旦那を比べる母親。
・主人公に勝手な行動をさせまいと、ベッドに縛り付けるも、
なんだかよくわからないまま解放、和解。
結局、元の黙阿弥でゲーム通りに操られ、
主人公に奉仕してしまう……って何がしたかったんだ?
そもそもこの、主人公をベッドに縛るシーン必要だったか?
・上記の二つのシーン以外にも理不尽なシーンや台詞が散見。
多分、原作ゲームからそのまま持ってきただけだと思われるが……
……もう少し、ストーリーが自然に見えるような、そういう作り方は出来んものか。
何でもいいから原作通りに作ればいいってもんじゃないぞ。
・バニラ名物、真赤な亀頭。相変わらず色彩センス凄いなぁ。
<気に入ったカット>(クリックで拡大・コメント付き)
・胸もみ
・フェラ
・Wパイズリ
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