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[anime] シオン Vol.04 堕ちた魔法の天使
(2010.02.02)感情がない人工戦闘少女が初めて知った愛情は、敵に侵食された人間による
「和姦凌辱」だった――というストーリーはなかなか面白いが、色々ハードルが高すぎた
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<スタッフ>
レーベル:PIXY
原作:Lilith
プロデューサー:村上恒一/show隈部
脚本:村上恒一/可動命
キャラクター原案:TANA
クリーチャー原案:カガミ
キャラクターデザイン:飯島弘也
作画監督:山本道隆
美術監督:一二三
撮影監督:窪崎まむら
音響監督:吉田知弘
監督/演出/絵コンテ:粟井重紀
制作:Studio 9MAiami
製作:アニメアンテナ委員会
<あらすじ>
ついにシリーズ完結! 愛と獣欲にまみれた大団円!?
邪悪な力に目覚めた主人公はシオンたちを触手で弄び、メス豚の誓いに堕ちたシオン&雪子とのハードラブエロス学園生活が始まる!
怒涛のハーレム・アクメ・エンドを見逃すな!
変態教師の成れの果て・キャットガイストの悦虐電撃責めに引き裂かれるシオンであったが、主人公がついにウルフガイストの力に覚醒し、キャットガイストたちを撃破する。
しかしガイストによる激しい凌辱の果てにリディアは死に、意気消沈する二人。するとそこへ雪子先生が現れて……!
<感想>
人間の心を保ったままガイスト化してしまう主人公、弘樹。
彼に情が移ってしまい、味方であるはずのインフィニティを裏切ってしまったシオン。
弘樹の絶倫ぶりにメロメロの保険医ガイスト美鈴。
追手を全滅させた三人は、廃墟となった旧校舎の教室でひたすら快楽に溺れる。
それは享楽的な淫行ではあったものの、
人を愛することを知らなかったシオンにとっては、初めて感じる幸福――。
しかしそんな幸せもつかの間、復活したインフィニティにシオンは無残に殺されてしまうのだった。
運命の非情さ、切なさを前面に出したストーリーです。
■ 冷酷な運命に翻弄される薄幸の戦闘少女の哀愁を描きかたったのは分かるが……
……ゲームと同じとは言え、あまりに身も蓋もないラスト。
しかも、シオンが死ぬシーンがやたらと長い……。
ストーリーの狙い所は理解できます。
ガイスト用戦闘マシーンとして一切の感情を排して生き続けてきた人工少女。
彼女が生まれて初めて得た「愛情」は、実はガイスト化した人間によるものだった……
その皮肉な運命の切なさ、無情さを描きたかった――
というのは分かるのですが、
人工生命体戦闘マシーンとして生き続けてきた無機的な姿や
愛情を知った後のつかの間の幸福な姿の描写が弱すぎるので
シオンの悲惨な運命が一向に際立たず、心に響かないんですよね。
土台がしっかりしていないので、悲劇が悲劇として伝わってこない。
もっと過去の悲惨なエピソードなり、心が解されていく様なりを魅力的に描かないと
キャラの奥行きが出てこないし、背負った宿命の重さが見えてきません。
まぁ、そこら辺をきちんと描いてしまうと、
エロアニメのフォーマットから大いに逸脱してしまうという恐れがある故の
描写の薄さだとは思うのですが……それにしても、うーん。
しかもこの作品、生まれてはじめて知る「愛」が「凌辱和姦」だったという
なかなか斬新なストーリー。
発想としては面白いところを突いているなぁと思いますし、
また今まで描かれたことのないような新しいものを描こうという意欲は買うのですが、
あまりにハードルが多く、しかも高かった……。
その前の低いハードルすら満足に飛び越えられてないのに、
こんな高いハードルを越えようとはちょっと無謀だったかもしれません。
■ エロシーンについて
・前半エロシーンなし!
後半、主人公とシオン、そして美鈴先生を交えた大触手祭の一シーンのみという
かなり思い切った構成。
・乳首を鎖でこすったり、指でつまんだり、極細触手で縛りあげたり、
服の隙間から触手を差し込んだり、吸引型触手で思いっきり吸いあげたりと、
乳首やおっぱいへの責めの描写にこだわりが感じられた。
・極太触手に口内を犯されて涙目で「むぅぅむぅう!」ともがきまくる。
ただうめくだけでなく、時間がたつにつれ声質を変えて次第に艶を出していくあたり、
下手なエロ台詞や過剰な隠語を言わせるより、よっほどなまめかしくて好感。
・放尿シーンがあるが、あっさり風味で迫力なし。
ためを作るでも表情に凝るでもいいんだけど、
もうすこしリアルかつエロティックに描けないものかなぁ。
■ その他、気付いた点
・日常シーンでのキャラの表情が乏しい。
キャラ設定に似せようという意識が強すぎるのか、常に表情が固く、
キャラが生きていないように感じた。
・ラストシーン。
作品のテーマをダイレクトに語ったエンディング曲の歌詞を
死にゆくシオンのモノローグとしてかぶせることで、
非情な宿命の犠牲となったシオンの切なさを強調していた。
それなりに外連味がありカッコよくはあるが、
アニメ本編に充分見応えがあったうえで、初めて胸に迫ってくる類の演出。
<気に入ったカット>(クリックで拡大・コメント付き)
・シオン
・美鈴先生
・オマケ
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