屑男のエロスクラップ

＜評価＞　内容：☆☆☆★★　　作画：☆☆★★★　　抜き：☆☆★★★

プレイ内容はそれなりに面白い面もあったが、アニメーションが全く追いついていない


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＜スタッフ＞

ブランド：PIXY
原作：Lilith
プロデューサー：村上恒一
監督・絵コンテ：高箸漏助
演出：本田一行
脚本：可動命
キャラクター原案：ZOL
キャラクターデザイン・作画監督：峰雪
美術監督：本田修羽
撮影監督：中山敦史
音響監督：吉田知弘


＜あらすじ＞

奴隷商人からボズクの娼館に売られ、娼婦として働くための淫らな肉体改造を受けるイリス。
合法的に取り引きされたイリスは生きてゆくためには働かなければならない。
装甲騎女から奴隷娼婦へと惨めな転落、さっそくイリスは異星人を含む様々な客を取らされる事になる……！


＜感想＞

LiLiTH製作ＰＣゲームが原作の、近未来を舞台としたＳＦエロアニメ第２弾です。

人身売買ネットワークを撲滅すべく
惑星レフトに乗り込んだ連邦保安軍のパイロット、イリスが
惑星内戦に巻き込まれ、戦場荒らしに囚われて奴隷にされ
娼婦として客を取る羽目になる……という展開。


はっきり言って、アニメーションの出来としてはpixy歴代アニメの中では最低レベルです。

作画も動画もあまり上手くなく、とりあえず絵が描いてあり動いていますレベル。
そこにエロに対する拘りは全く感じられません。
乳揺れ・乳揉みは重量感や柔らかさが感じられず、ピストンや触手の動きもしょぼいもの。
特にツインテール少女リルルのエロシーン作画は目も当てられないほどの出来でした。

しかしそれより何より、酷いなと感じたのは作品の世界観を形成する背景群。
ＳＦとしての部屋や手術台のデザイン、計器の描写などあまりに簡素でぞんざいすぎました。
なんと言うか、いつの時代のアニメなんだと目を疑いたくなるほどのデザイン。
グラデーションだけでごまかしている背景も多々あり。
今回の話は強化ボディスーツ着衣エロや異星人との異種性交など、
ＳＦ的エロを追求したシーンが満載であるにも拘らず、
その肝であるＳＦ的雰囲気作りに重要な背景がおざなりであれば、
エロに対する興奮度も当然低くなります。

エロ演出にしても出来は良くありません。
ピストンバイブで局部を責めているシーンは、身体全体は殆ど動かず局部が少し動くだけ。
触手凌辱もほぼ同じような描写。
愛撫されてのスーツ下放尿シーンでは、
その前に尿意に対する切迫感が全く描かれてず、突然服の下に染みが滲むだけ。
イリスの客がその染みを見て「お漏らしプレーとは粋だねぇ」と発言したことで
初めて視聴者は「え？放尿したんだ」と気づく感じ。
イラマチオシーンも中途半端。
イリスの顔を下腹部に押し付け呼吸困難にさせる位の勢いが欲しかった。
等々、ほぼ全てのエロシーンにかなり不満が残る出来。

これら不満に共通する点として
原作ＰＣゲームの売りの一つだったはずの過激なエロが、
アニメではなぜか影を潜めてしまっている点が挙げられます。
ゲームにあった、見るも無残な三白眼のアヘ顔や鼻から精液逆流、
身体中白濁液まみれなどの、過激なエロは一体どこへいったのでしょう。


プレイ内容自体は
１．「強化ボディスーツ越しの素股プレイ」
２．「触手に精液をひたすら飲まされ続ける」
３．「下から四肢を吊り上げられての後背位」
など他のエロアニメではお目にかかれないような
それなりの斬新さがあったように思います。
ただそれらについても、それぞれ
１．スーツの上から胸を揉み、股間に逸物を押し付けるだけ、
２．ひたすら精液を飲まされ腹部が膨れるだけ、
３．後ろから犯されるだけ、
といった感じで、あまり工夫が無く、詰めが甘い、過激さがないように感じました。
例えば
１．脇からスーツの内側に手を入れ身体をまさぐったり、
２．飲みきれなかった精液を思わず吐き出し白濁液にまみれつつ絶頂したり、
３．もっと派手なピストン運動をしたり
等、なにかしらもう一押し欲しかった気がします。


今までのpixyには「良いトコまで行っているんだけどもう一歩突き抜けない」
といった印象を持つ作品が多かったのですが、
この作品は完全に「逆方向へ」突き抜けてしまった印象です。
次巻の巻き返しに期待したいところ。


余談ですが、この作品ではモザイク無しで子宮口がばっちり描かれていました。
だからどう、という事は無いのですが、
もしかしたらエロアニメでは初めてなんじゃないかなぁと。



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