屑男のエロスクラップ

＜評価＞　内容：☆☆☆★★　　作画：☆☆☆☆★　　抜き：☆☆☆☆★

フェティシズム精神溢れた作品作りに好感


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＜スタッフ＞

ブランド：ピンクパイナップル
原作：世徒ゆうき（『ストリンジェンド』『アッチェレランド』/ティーアイネット刊）
監督・キャラデザイン・絵コンテ・作画監督：荒木英樹
脚本：佐和山進一郎
プロデューサー：織賀進
音楽監督：神戸港一RX
アニメーション制作：Space-X
製作：ピンクパイナップル


＜あらすじ＞

「トミジュウ バブル崩壊」
保健室で霧島さんが土屋にアソコを弄らせてオナニーを楽しむ傍ら、奥のベッドで風邪気味の三倉さんが寝ていた。そんな中、霧島さんはイキ、土屋も気持ち良くしてもらおうと霧島さんにお願いするが、その体型をバカにされて拒まれてしまう。放課後、土屋は化学教師のトミジュウに頼んでおいた痩せ薬を受け取るが、実はそれが強力な精力剤だったわけで…。

「ベッドのぬくもり」
放課後、教室に戻ってこなかった三倉さんを心配した遠藤は様子を見に保健室にやって来た。三倉さんは風邪薬を飲んでいて眠っていたが、その無防備な寝姿に思わず興奮してしまう…。その雰囲気で目を覚ました彼女は、保健室に鍵をかけ、遠藤とのエッチを始めてしまう。風邪気味で火照った身体でエッチを楽しむ二人。担任が三倉を心配して保健室にやってくるが、既に保健室には誰もおらず、ただベッドのぬくもりだけが残されていた…。


＜感想＞

性に関して奔放な学生カップル３組が
学園内で行う濃厚でフェティシズムに溢れていたＳＥＸを
オムニバス形式で描いた作品。
最近のピンクパイナップル作品での良くある、
連作短編集の漫画を無理やり一編のアニメに仕上げた構成です。

時々、荒木英樹さん（監督・作監）独特のちょっと古臭くクドイ作画がばれる時もありましたが、
世徒ゆうきさんの、ちょっとラインがズレると全体が崩れてしまうような微妙なキャラクターを
なかなか上手くアニメーション化していたと思います。
作画もそれほど悪くない印象。


今回の作品の一押しシーンは、「トミジュウ バブル崩壊」 での
巨体デブ土屋による霧島さんイラマチオ。
勘違いで強力な精力剤飲んだ土屋が正気をなくした状態で、
普段気の強い霧島さんを徹底的にイラマチオ責めするのですが、その描写が圧巻。
口に入りきりそうもないほどの巨根を無理やりねじ込んだかと思いきや
頭髪を掴み、頭を押さえつけての力強いピストン。
「口があそこになったみたい……」と思わず涙目になる霧島さん。
実際それを印象付けるかのような艶かしい口内描写。
口内中出しされ、口元から滝のように幾筋もあふれ出し、
服・スカートを伝って床に溜まるザーメン。
休む間もなく即座にイラマチオ２回戦。
顔をベトベトにして、さらにもう一回口内射精され、
さらに口元からザーメンがあふれ出し、まさにグズグズの表情になった霧島さん。
これら一連のシーンが、じっくりねっとり描かれています。
最近の流行とは違い、ピストンや射精シーンなど
実にゆったりとしたテンポで描かれているのですが
それがまた霧島さんの小さな口に土屋の巨根が無理やりねじ込まれている感が
いい感じに出ていて、かなり興奮します。
個人的にはもっと見ていたかったと思う位の出来でした。



またこの作品、白濁液がかなりエロチックに表現されていました。
先ほどのイラマチオで口元から溢れたザーメンはもちろん、
フェラで男根から口を離す際の糸を引く涎、
股間から溢れる愛液、中に納まりきらずあそこからあふれ出すザーメン、
ぶっ掛けられて白濁液まみれになった全身など
網目状にこびりついた白濁液描写がそれなりに実在感がありかなりエロチック。



さらに、大抵のエロアニメでは手抜きで描かれることのあまりない白濁液の残滓を
抜かずの２回戦でもきちんと描いてあったのも高ポイントでした。
１回戦でぶっかけられた白濁液まみれの女体を、２回戦でもそのまま描くことによって
凌辱感がより表現でき、興奮度がより高まる
という事が分かっているスタッフだなと感心しました。


イラマチオシーンや白濁液描写の他にも
愛液で汚れた顔を子猫のように舐めるカットや
うつ伏せで股を閉じ、あそこを締め上げた体勢での後背位ＳＥＸ
片足を高く上げさせた体位などなかなかマニアックなプレイや描写が多かったのも
この作品の特徴の一つ。
普通のエロアニメファンではなく、その道のフェチに向けて作っているんだなと感じました
（まぁエロアニメファンなんて多かれ少なかれ何かしらフェチもちだと思いますが）。



ただ、肝心の本番シーンの動画が正直あまり上手くありません。
ピストン運動はもう少し派手さが欲しいと感じましたし
（まぁ学園内ＳＥＸでのたどたどしい感じは出ていましたが……）、
乳揺れも動いているだけという感じで柔らかさや量感はもう一歩。


フェチシーンの出来はかなりいい出来だったものの、
普通のエロシーンの出来はいたって普通、
そんな温度差を感じた作品でした。



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