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[anime] 少女セクト 2時限目 Innocent Lovers
(2008.10.08)前作同様、雰囲気のあるエロは○。原作を大胆にアレンジした構成に感心
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<スタッフ>
ブランド:Milky
原作:玄鉄絢
プロデューサー:村上幸太郎
監督:碧岐龍成
キャラクターデザイン・総作画監督:聖月
アニメーション制作:アマルコルド
製作・発売:少女セクト製作委員会
販売:株式会社GPミュージアムソフト
<あらすじ>
男子禁制、女たちのLoveStory――
大人気コミック「少女セクト」アニメ化第2弾!
明るく面倒見が良い優等生・内藤桃子、学校一のプレイガール・藩田思信と担任の女性教諭・隼砥教子の三人が女子校を舞台に、文化祭、バレンタインなど様々なイベント、そしてなにげない日常を通して繰り広げられる女同士の真剣な恋物語。
果たして彼女たちの恋の行方は……
<感想>
女子校で繰り広げられる切なく淡い恋模様を情緒豊かに謳いあげた、
玄鉄絢さん原作のエロマンガ「少女セクト」のアニメ化第二弾です。
今回は風紀委員桃子と担任教師教子との
禁断の愛の始まりからの切ない結末までを軸としたストーリーがメイン。
この作品、脚本の原作アレンジ具合がなかなか上手いと感じました。
こういった原作マンガありきのアニメだと、
如何に原作に忠実であるかに腐心した作りになるのが普通です。
しかし、この原作は様々な恋愛模様が同時進行的に入り乱れて展開していくという構成のため
そのままアニメ化してしまうとちょっとストーリーが分かりづらくなったり、
展開が駆け足になってしまって物語の雰囲気が壊れてしまったりといった恐れがありました。
そこで、アニメではシーンをカットしたりオリジナルエピソードをくわえたり、
台詞を根本的に変えたり等、様々な点を大胆に変更し、分かりやすく構成しなおしています。
ちょっとした台詞のニュアンスや口調など、わざわざ変更するまでもないような細かい点にまで
逐一変更が加えられているのを見ると
このアニメを、単なる「一エロマンガのアニメ化」ではなく、
「アニメ版・少女セクト」という一つの独立した作品に仕上げたいという
スタッフの気概が感じられました。
これだけ大胆な変更がなされているにも拘らず
「少女セクト」全体に流れる静謐で淡い雰囲気を全く損なう事無く
30分弱という時間に過不足なく収める事に成功していたのは見事としか言いようがありません。
特にPCエロゲーのアニメ化でそう感じていたのですが、
アニメのフォーマットに合わない事が分かりきっているにも拘らず
何も工夫せず原作をただそのままアニメにおこしただけの作品が
エロアニメには多いような気がします。
そんなアニメ化は原作の魅力が台無しになる可能性が高いですし、
そもそもその程度であれば、わざわざアニメ化する必要がありません。
アニメのフォーマットに合わない原作をあえてアニメ化するならば、
この作品のように構成自体根本から見直すなど
それなりの覚悟を製作スタッフにはお願いしたい所です。
さて、エロシーンですが、
前作同様、格調高いクラシック音楽をBGMにしっとりと展開されるエロは
抜き目的としてはちょっと厳しいものがあるものの、
その映像には見ているだけで思わずうっとりしてしまうほどの美しさがあります。
エロ内容自体は、かなり淡白に感じますが、
そこに至るまでの過程や前戯がじっくりと丁寧に描かれている為、
それほど不満は残りません。
それこそ、こういうエロなのだなと納得の出来。
日常や過程などはふっ飛ばしてとにかくエロ密度を濃くするというのが
最近のエロアニメの流行です。
そうした流れを批判するわけではないのですが、
全てのエロアニメがそれ一辺倒となってしまうのは考え物。
この手の段階を踏んだ丁寧な盛り上げ方は、
他のエロアニメ(特に萌え系や調教系)でも大いに参考にして欲しい所です。
ただ、作画に関しては前作の方が上手かった気がします。
前作にあったぷっくり頬が若干シャープになり、瞳の描き方も若干不安定。
今回の作画の方が原作絵により近いような気もしますが、
個人的には前回の作画の方が好みでした。
<お気に入りカット>(クリックで拡大・コメント付き)
麒麟×柴
桃子×教子先生
鳩子×秋・紀(?)
おまけ
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